「真髄イメージ」の改訂版:「真・真髄イメージ」 | ゴルフ直線打法

「真髄イメージ」の改訂版:「真・真髄イメージ」

「腕で上げ、脚で引き下ろす」という「真髄イメージ」を「螺旋」の意識で実行するとしても、腕の動きのイメージが明確でないと、目的意識と結びつきません。そこで腕の動きを明確にすることにします。この場合、注意すべき点が二つあります。

第一は、「腕で上げ」を文字通りに実行する方法です。この動きでは、腕と肩の繋がりがしっかりしないと重いクラブを上げることはできません。このため、左腕を体の前面に添って十分右に引き、右腕でグリップを引き上げます。この動きで「魔法の動き」が現れ、肩と腕の体勢が固まります。この体勢のまま更にクラブを上げると、背骨が引き込まれて「深いトップ」に入ります。

注意すべき点の第二は、ここからのダウンスイングの動きです。これには、横に長く引かれた左腕は、一気にボールを目指して振る必要があります。これに対して右腕はインパクト時点で引き下ろせばよいのです。この形の腕の動きを実現するには、ダウンの最初から、脚の踏ん張りで左へ振る動きに入り、インパクト時点で腰を前向きに引き止める動きを加えればよいのです。

このように、クラブの重さに対応することを考えると、ダウンの初期の「螺旋」では足先に力が入り、インパクトで踵に力が入る形になります。これまでの議論では、踵でダウン、足先で振り抜き、と捉えていたのですが、これが逆転したわけです。インパクト時点で踵に力が入り腰を前向きに引き止める動きは、両膝を外側に引いて固定する動きになります。一瞬の動きです。

これらの動きの意識を明示すると、「腕で上げ、脚で腕を振り、引き下ろす」になります。このイメージを、もとの「真髄イメージ」と区別して、「真・真髄イメージ」と呼ぶことにします。このダウンの動きは、ダウンの引き下ろしに続く反射的な「螺旋」の動きで振り抜くという以前のイメージよりも、遙かに自然で簡単に実行できます。(「反射的な「螺旋」の動き」(07-06-24))。

肩と腕の「魔法の動き」は、もともと「左腕は右左(みぎひだり)、右腕は上下」という「革命的イメージ」から出発したものです。今回の「真・真髄イメージ」は、出発点の「革命的イメージ」をパワフルに実現する脚腰の動きを明示するもので、文字通り「初心にかえる」感じです。

面白いことに、バイロン・ネルソンは、シャフトがヒッコリーからフェースが開かないスチールに変わった時、バックのスタートでよりアップライトに上げることを考えたが、結局真っ直ぐ引くバックに落ち着いたと書いています。これも、重いクラブを左腕で引く動きが要求したものでしょう。