「螺旋」は上体を右に回す:再論 | ゴルフ直線打法

「螺旋」は上体を右に回す:再論

このブログで一貫する特殊なイメージは、ダウンを「上体を右に回す」動きで実行するというものです。この動きと「螺旋」の関係については既に議論してあります(「「螺旋」は上体を右に回す!」(07-05-25))。しかしその話は「真髄イメージ」以前の見方によるもので、前回の「大発見?」には対応しません。今回はこの点を検討します。

最大の違いは、「真髄イメージ」で、腕の引き上げの動きをバックのエンジンと捉えるようになったことです。この結果、バックの「螺旋」の動きはバックを駆動するものではなく、上体の動きに逆らう動きになります。脚で上げる感じのバックから、腕で上げるバックへの転換です。

これは些細なことのように見えますが、スイングの動きの見方に大きく影響します。深いトップへの動きでダウンの体勢に入った肩と腕の体勢から、バックでクラブを上げる動きに逆らっている脚腰の体勢をそのまま強めるように脚腰の動きを作れば、逆にクラブは引き下ろされることになります。これは、バックの「螺旋」の動きをそのまま強めれば実現します。

これが事実であることは、両手をグリップの形に握り合わせて、アドレスの体勢からダウンスイングへの方向転換のための「深いトップ」迄の動きを実行し、この動きに逆らっている「螺旋」の動きを更に強めてみれば確認できます。結局「螺旋」の動きは、一貫して一方向の動きを保っているのです。

バックから「深いトップ」迄の動きを、「上体を右に回す」動きと表現することに違和感はないと思います。ところが、これが問題なのです。クラブを引き上げる上体の動きに対して脚腰が背骨を逆の左方向に回して対抗し、これが「螺旋」の動きを生み出しているのです。ダウンはこの背骨を正面向きに引き戻すことで実行されます。

これは、クラブをで右前前方の杭を打つ(セイモア・ダンの表現)形の動きになります。実際にこの動きを実行すると、背骨の正面が左向きから正面に向けて右に引かれる(上体を右に回す)にもかかわらず、腰の動きは、まさしくホーガンの言う急激な左への引き戻しになります。(ホーガンの言葉通りに腰を左に引くと、クラブを急激に引き下ろせないすことは既に見た通りです。「ハーディーの見逃した「モダン・ゴルフ」の欠陥:その真相」(07-05-28))

こうして、「螺旋」がダウンで「背骨を正面向きに引き戻す」動きが「上体を右に回す」動きを生むのです。ゆっくり動きの内容を試してみて下さい。腕でクラブを上げる動きに対して、最後まで逆らう「螺旋」の動きが要点です。