グリップ:インパクトでアンコック?
インターネットで「ゴルフ アンコック」を検索すると、さまざまな議論が見られます。コックは手の平をを親指側に引く外転、アンコックは手の平を小指側に引く内転の動きで、トップへの動きでコックし、インパクト付近でアンコックする話が多いのです。これについては既にいろいろ否定的な話を書いて来ました(例えば「手首のコック、アンコック?」(07-01-08))。
ゴルフのスイングでは、これらの動きが単独で現れることはありえません。純粋にこの動きが現れると、前腕の長軸回りの回転が止められなくなり、安定なスイングができなくなります。グリップは一貫して固く保つ必要があります。インパクトは遠心力で振るという説明は、インパクトでグリップエンドを手前に引き込むアンコックの動きを誘い、安定なショットを難しくします。
久しぶりに身近の仲間と練習場に出かけてみると、どうも納得できないグリップが目に入ります。そこで、グリップの仕方から始め、スイングの動き全体の作り方を説明する羽目になりました。以下はその説明の内容の記述です。
グリップを決めるには、アドレスで左手の後ろ三本指を内側に巻き込んでクラブを握り、小指側の膨らみでヘッドの重みを支えます。手首は僅かに背側に反ります(背屈)。右手は後ろ三本指を内側に巻き込み、手の平を横から左手の親指に当て、軽くヘッドを押し下げると、手首が僅かに内側に引かれます(掌屈)。これで、ヘッドを安定に保持するグリップが出来上がります。
このアドレスの体勢から、バックのスタートで、右グリップにヘッドを引き上げるコックの動きを軽く加えると、手首が背側に反る背屈が現れ、左グリップにこれに拮抗するアンコックと掌屈が現れて、グリップが完全に固まります。この動きは、左腕は左右、右腕は上下という、「核心打法」の基礎的な動きを実現し、グリップが背筋を通じて体に直結するのが体感できます。
この腕の体勢で、右グリップを上に上げる腕の動きを続けると、左グリップが体の前面に添って右に引かれながら上がります。ダウンの体勢に入るには、肩と腕の「魔法の動き」を強め、右肩甲骨を後ろ、左肩甲骨を前に引いて「深いトップ」に入れます。この動きに背骨が引かれ、腰が右回りに回り、両踵が前に引かれる脚の動きが現れます。
ここから腕とグリップの体勢を固めたまま、脚腰の動きで背骨をもとの体勢に引き戻すと、両踵が引き戻されて強力なダウンの動きが実現します。一貫してグリップが固まったまま、緩みのない腕の動きでグリップが引き下ろされて左へ引き抜かれます。極めて安定で強力な動きです。
裸足(はだし)で固い床の上に立ち、以上の動きをバック、トップの方向転換、続くダウンからインパクトの振り抜きと実行してみると、「螺旋」の動きが明瞭に確認されます。「よいゴルフはよいグリップで始まる」という、「モダン・ゴルフ」の冒頭の言葉の内容が明確な形で確認できます。
ゴルフのスイングでは、これらの動きが単独で現れることはありえません。純粋にこの動きが現れると、前腕の長軸回りの回転が止められなくなり、安定なスイングができなくなります。グリップは一貫して固く保つ必要があります。インパクトは遠心力で振るという説明は、インパクトでグリップエンドを手前に引き込むアンコックの動きを誘い、安定なショットを難しくします。
久しぶりに身近の仲間と練習場に出かけてみると、どうも納得できないグリップが目に入ります。そこで、グリップの仕方から始め、スイングの動き全体の作り方を説明する羽目になりました。以下はその説明の内容の記述です。
グリップを決めるには、アドレスで左手の後ろ三本指を内側に巻き込んでクラブを握り、小指側の膨らみでヘッドの重みを支えます。手首は僅かに背側に反ります(背屈)。右手は後ろ三本指を内側に巻き込み、手の平を横から左手の親指に当て、軽くヘッドを押し下げると、手首が僅かに内側に引かれます(掌屈)。これで、ヘッドを安定に保持するグリップが出来上がります。
このアドレスの体勢から、バックのスタートで、右グリップにヘッドを引き上げるコックの動きを軽く加えると、手首が背側に反る背屈が現れ、左グリップにこれに拮抗するアンコックと掌屈が現れて、グリップが完全に固まります。この動きは、左腕は左右、右腕は上下という、「核心打法」の基礎的な動きを実現し、グリップが背筋を通じて体に直結するのが体感できます。
この腕の体勢で、右グリップを上に上げる腕の動きを続けると、左グリップが体の前面に添って右に引かれながら上がります。ダウンの体勢に入るには、肩と腕の「魔法の動き」を強め、右肩甲骨を後ろ、左肩甲骨を前に引いて「深いトップ」に入れます。この動きに背骨が引かれ、腰が右回りに回り、両踵が前に引かれる脚の動きが現れます。
ここから腕とグリップの体勢を固めたまま、脚腰の動きで背骨をもとの体勢に引き戻すと、両踵が引き戻されて強力なダウンの動きが実現します。一貫してグリップが固まったまま、緩みのない腕の動きでグリップが引き下ろされて左へ引き抜かれます。極めて安定で強力な動きです。
裸足(はだし)で固い床の上に立ち、以上の動きをバック、トップの方向転換、続くダウンからインパクトの振り抜きと実行してみると、「螺旋」の動きが明瞭に確認されます。「よいゴルフはよいグリップで始まる」という、「モダン・ゴルフ」の冒頭の言葉の内容が明確な形で確認できます。