人のスイングを見る | ゴルフ直線打法

人のスイングを見る

今日は練習場で元気な若者が勢いよくクラブを振る姿を見て来ました。勢いの良さは、ドライバーの素振りでヘッドが風を切るブンブンという音の大きさでも感じられます。しかしこの音は、あまりよい音ではありません。一見力強い振りを感じさせますが、実は問題があります。

このことを確認するために、少し注意深くスイングを観察してみました。思い切りクラブを振っていることは分かりますが、ヘッドが左脚前から左脇を通して上に上がる辺りで、ブーンという音が大きく聞こえるのです。これではボールを打ち抜いてから勢いが出ている感じです。

ダウンの動きを見ると、ダウンの最初に右足先立ちに入ります。これでは左脚の上で回る動きしかできなくなります。実際に左足外側に乗り切ってしまう形になっています。これでは方向性の確保は難しく、折角の右脚の力も全く使えません。実際の打球の飛び方を見ると、真っ直ぐな飛び方をしていません。

このダウンの動きの問題については、これまでにも「人の振り見て我が振り直せ」ということで検討して来ています。例えば、「インパクトの膝と足の動きを再確認」(06-10-05)で、ダウンの左右の脚の動きを検討しています。優れたプロゴルファーの動きを見ても、両脚がしっかり踏ん張るインパクトの様子が見られます。

そこで自分でドライバーを振り、あらためてこの辺りの動きを試してみました。ヘッドのブンブンという音は、実はあまりスピードが出ていないことを示しているのです。例の、体の正面で背骨を固定する意識で一気にクラブを引き下ろす「核心打法」のダウンでは、ヘッドの走る音はヒュンという感じになり、これが右脚前から体の前辺りで聞こえます。

ブーンというのは、ヘッド・スピードが低いことを示しているわけです。その上、体の左側で音が出ているようでは、折角の振りの動きもインパクトには役に立ちません。経験的に見ても、ティー・グラウンドで、ブンブン音を立てて素振りをする人は、どうも結果が思わしくないようです。機会があったら注意してみて下さい。

練習場でも、ダウンで一気に左脚に飛び乗り、左脚を弓のように張って上体を反らせ、打球方向に向かってクラブを振っている人が目に入った時には、ボールの飛びがどのようになるかを眺めてみて下さい。参考になると思います。