ショットの直線性を確保するグリップ | ゴルフ直線打法

ショットの直線性を確保するグリップ

先日、グリップと深いトップへの動きを確認しただけで、目も覚めるようなドライバー・ショットを打った練習仲間の話を書きました(初心忘るべからず:両肩の「魔法の動き」(07-04-29))。そこでは、後ろ三本指を内側に巻き込む手の握りでクラブを体の前に水平に構え、上体の前傾でヘッドを地面に近付け、最後にソールを押し下げれば、両肘に外側への張りが現れて腕と肩の体勢が固まるとしてあります。

確かにこれで腕の構えが固まりますが、これとインパクトの動きとの関係は直接明瞭ではありません。そこで今回は、左右の腕の動きが十文字に交叉する「核心打法」のインパクトの動きと関連させてグリップを固める方法を考えます(参照:「核心打法」とその仕組み(07-02-07))。

グリップがスイングの決め手であることは、ベン・ホーガンの名著「モダン・ゴルフ」の第一章が、「良いゴルフは良いグリップから始まる」という大文字の記述で始まることからも明らかです。ここでの問題は、良いグリップの形を説明されても、これとスイングの動きとの繋がりが分からなくては、グリップの善し悪しが自分で確認し難いことです。

肩と腕の「魔法の動き」を基礎とする「核心打法」では、インパクトの動きが確定します。この打法では、左腕がクラブを左へ引き右腕がクラブを上から下に押すことから、インパクトでは、左グリップがヘッドを左に引き、右グリップがヘッドを下に押す体勢に入ります。

この動きをグリップの感覚で捉えると、「左拳の背中でクラブのフェースを左へ引き、右拳の正面でソールを地面に押しつける」動きになります。この動きについては以前から書いてありますが、。「核心打法」でこの動きと体全体の動きとの繋がりが明確になったわけです。(参照:「完全直線打法」:ザ・グリップ(06-10-21))

そこで、アドレスの体勢で軽く小さなインパクトの動き(ワグル)を実行し、左拳の背がクラブを左へ引き、右拳の正面がクラブを押し下げる体勢に、両手のグリップが固まることを確認します。この場合の両手の握りは、左手の親指の右側面を右手の平で覆う形になります。これで自然に右小指が左人差し指と中指の間に入ります。

ワグルで、打球の目的方向へのグリップの動きを確認し、これが終わったところであらためてヘッドを軽く地面に押しつける形に両腕の体勢を固めます。この手順(ルーティン)を確認してからボールを打ってみます。驚く程の方向性の良さを経験することでしょう。これでそれぞれのクラブの飛距離も固まります。