「魔法の動き」は両肩を引き上げる | ゴルフ直線打法

「魔法の動き」は両肩を引き上げる

先日深いトップに引き込む動きに成功した仲間と共に、今日も練習場に出かけました。尻の動きにも注意してバックを実行することを勧めたのですが、今日は先日の飛びが現れません。見ると、グリップが全く悪い動きに入っています。手首が固められず、コックの混じった奇妙な動きに入るのです。本人はこれで「魔法の動き」を実行しているつもりなのです。

手首の動きが固まらなくては、クラブは安定して振れません。「魔法の動き」では、両腕の全体の動きで、右腕の内側回しと左腕の外側回しを実行します。手首だけでこの動きを実行しようとするのは、最悪の誤解です。「魔法の動き」では、グリップを固めたまま、右前腕回内、左前腕回外を実行するのです。これで肩もこの動きに参加するようになります。

「初心忘るべからず:両肩の「魔法の動き」(07-04-29)では、この場合の肩の動きを、「右肩甲骨上部を背骨に向けて引き、左肩甲骨下側を前に引き出す形の動き」になると書いてあります。問題はこの肩の動きの目的意識です。これが明瞭でないと、動きが上手く作れません。

肩と腕の「魔法の動き」の目的は、腕を振る最強の筋(広背筋)を引き伸ばし続けて、強力な腕の振りを実現することです。このためにはバックからダウンに掛けて、一貫して両肩が引き上げられる形の動きが必要になります。肩が下がる瞬間に、腕と体の強い繋がりは消えます。バックのスタートの動きで試してみて下さい。

このしっかりした両肩の動きを作り出すには、これを生む背骨の動きが必要になります。グリップをしっかり固めたまま、背骨の動きで両肩を引き上げるようにして右腕を内側、左腕を外側に回してみて下さい。これで強力なバックが実現する筈です。この緊張感を保ったまま深いトップまで引き込み、一気に腕を振るダウンに繋ぎます。

さて、仲間の手首の不要な動きが消え、左腕の外側回しの動きが深いトップまで継続するようになった途端に、再び強烈なショットが飛び出しました。ただし、ダウンで左へ振る意識の動きが現れると、確実にショットが悪くなります。ダウンでは、両脚が踏ん張って一気に両腕を振り下ろし振り切る意識が必要です。

練習場でこの辺りの話をしている中に、自分自身の体の動きもしっかりして、弱っていた脚腰に元気が戻って来ました。ただしこれには、昨日までの踵のすり減った普段履きの靴を、真っ当なゴルフ靴に変えてクラブを振ったためであるかも知れません。足下を固めることは、確かにスイングの第一歩です。