初心忘るべからず:尻の動きに気をつける | ゴルフ直線打法

初心忘るべからず:尻の動きに気をつける

前回、両膝の踏ん張りについて書きましたが(初心忘るべからず:「両脚を固めて両膝を内側に引くダウン」(047-04-30)、これは自分の膝の弱りに気を取られた枝葉末節の話であったように思われます。地球との結びつきを考えると、体の中で大きな目方を持つ尻の動きが大切で、これが上手くできれば必要な脚腰の動きもできる筈です。

常識的な、バックで右脚体重、ダウンで左脚体重というイメージでは、尻は体に引かれて動くだけで、重いクラブを振るには役に立ちません。バックの過程で脚腰のバネを巻き上げるには、クラブの動きに抵抗して尻が左に押し戻されるような動きが必要です。これがはっきり現れるのが深いトップへの動きで、この時は明瞭に尻が左に引かれるように両脚が踏ん張ります。

この動きは、すぐれたプロのダウン直前の動きを見れば確認できます。一見ダウンに先行して腰を左に戻す動きに見えますが、実態は深いトップにクラブを引き込む上体の右後ろ方向への動きに動きに対抗して、尻が左前方向に動く動きです。体の重心回りの動きに対してバランスを取る、いわゆるカウンターウェイト風の動きになるわけです。

このように考えると、深いトップの動きで左に引き込まれた尻を、一気に引き戻す意識でダウンを実行すれば、クラブは前に引き出されて左へ振られることになります。これは全く合理的なイメージで、実際にこれを意識してバック、ダウンの動きを実行すれば、「魔法の動き」の目指す地球との強い結びつきが完全に実現します。

ところで、今日も仲間と共に練習場に出かけてみました。自分の動きは見えなくても、人の動きはよく見えます。近くに熱心にクラブを振っている人がいましたが、バックのスタートに次いでそのままトップ、そこからのダウンという感じで、体の捻りを利用する深いトップに入る動きが見えないのです。これでは力不足になるでしょう。

思い切り元気にクラブを振り回す人もいましたが、フィニッシュに向けて振りまくる感じで、ダウンのパワーも方向性の確保も難しいのではないかと人ごとながら気になりました。それでは自分はどうかと言えば、脚腰の弱りのために、嘗てのように体の動きを意識しながら振る元気が出ません。そこでその反省を込めて動きを見直した結果が今日のブログです。

騙されたと思って、一度尻をクラブの動きの反対方向に動かして、バックとダウンを実行してみて下さい。スイングの動きが締まるのが感じられると思います。