「肩を回す」の問題点
「体が先行して腕とクラブを引いてバック、体が先行して腕を引き戻してダウンからインパクトの振り抜き」(07-01-15)という打法は、ゴルフの教えにしばしば登場します。バックの動きでゼンマイ(渦巻きバネ)を巻き上げ(コイルし)、ダウンの初期に先行する体の回転的な動きで一瞬更に巻き上げ、このバネがほどける動き(リリース)でクラブを振るというものです。
このイメージに対応する体の動きは、肩を右回りに回してバック、ダウンで一瞬肩より先に腰を動かして肩と体の間の緊張を高め、この緊張を解放する動きで腕を振る形になります。実際にこの通りの説明をしている例を見ることができます。この形を試す人が多いのも当然です。
ここで疑問が生まれます。「両肩を右回りに押し上げ続ける」(07-01-13)動きも、似たようなものではないか、ということです。ところが、両肩を右回りに回してバックと言えば、文字通り肩を背骨に対してほぼ直角な平面内で回す動きになりますが、両肩を右回り押し上げる動きでは肩が斜めに回ります。
肩と腕の「魔法の動き」のバックでは、この「両肩を右回りに押し上げ続ける」動きに入り、肩(肩甲骨)が胸郭に固定されて、背骨の動きでクラブが振られます。これに対して、「両肩を回す」動きでバックに入ると、いくら右に回してもまだ回るような感じの、胸だけの動きが現れます。自分で試してみれば、すぐ確認できます。
ここで「両肩を回す」動きを利用するスイングの問題点を考えます。この動きだけで大きくクラブを振ろうとすると、腰椎に負荷がかかる危険があります。これは、十分注意しながらごく静かに動きの様子を見れば納得できます。危険ですから大きな動きで試すことは絶対に避けて下さい。
そこで腰椎の動きを押さえ、不足する動きを、背骨を左右に引く動きで補うことになります。このため、肩の回転の動きと、背骨の引きの動きとの同調が問題になります。スイング面のイメージの議論は、この困難点を解消するための方策の話のように見えます。
「魔法の動き」でグリップを両肩に繋ぎ、両肩甲骨を胸郭に繋げば、後は背骨の動きを考えるだけでクラブが振れます。しかも、「両肩を右回りに押し上げ続ける」動きでは、両膝の回転的な動き(ピボット動作)と左右の方向転換の働きのお陰で、バックからインパクトまで一方向の動きのまま、ゴム紐を引き伸ばし続ける形のスイング(07-01-15)になります。
筋が適切に引き伸ばされる状況では、縮む状況より発揮する力が大きいことが知られていますから、「両肩を右に回す」動きでバック、巻き戻してダウンより、「両肩を右回りに押し上げ続ける」動きで振る方が有利なことが分かります。思い切ってこの動きを試してみて下さい。この腕の動きを追うことで、対応する脚の踏ん張り方も身につきます。
このイメージに対応する体の動きは、肩を右回りに回してバック、ダウンで一瞬肩より先に腰を動かして肩と体の間の緊張を高め、この緊張を解放する動きで腕を振る形になります。実際にこの通りの説明をしている例を見ることができます。この形を試す人が多いのも当然です。
ここで疑問が生まれます。「両肩を右回りに押し上げ続ける」(07-01-13)動きも、似たようなものではないか、ということです。ところが、両肩を右回りに回してバックと言えば、文字通り肩を背骨に対してほぼ直角な平面内で回す動きになりますが、両肩を右回り押し上げる動きでは肩が斜めに回ります。
肩と腕の「魔法の動き」のバックでは、この「両肩を右回りに押し上げ続ける」動きに入り、肩(肩甲骨)が胸郭に固定されて、背骨の動きでクラブが振られます。これに対して、「両肩を回す」動きでバックに入ると、いくら右に回してもまだ回るような感じの、胸だけの動きが現れます。自分で試してみれば、すぐ確認できます。
ここで「両肩を回す」動きを利用するスイングの問題点を考えます。この動きだけで大きくクラブを振ろうとすると、腰椎に負荷がかかる危険があります。これは、十分注意しながらごく静かに動きの様子を見れば納得できます。危険ですから大きな動きで試すことは絶対に避けて下さい。
そこで腰椎の動きを押さえ、不足する動きを、背骨を左右に引く動きで補うことになります。このため、肩の回転の動きと、背骨の引きの動きとの同調が問題になります。スイング面のイメージの議論は、この困難点を解消するための方策の話のように見えます。
「魔法の動き」でグリップを両肩に繋ぎ、両肩甲骨を胸郭に繋げば、後は背骨の動きを考えるだけでクラブが振れます。しかも、「両肩を右回りに押し上げ続ける」動きでは、両膝の回転的な動き(ピボット動作)と左右の方向転換の働きのお陰で、バックからインパクトまで一方向の動きのまま、ゴム紐を引き伸ばし続ける形のスイング(07-01-15)になります。
筋が適切に引き伸ばされる状況では、縮む状況より発揮する力が大きいことが知られていますから、「両肩を右に回す」動きでバック、巻き戻してダウンより、「両肩を右回りに押し上げ続ける」動きで振る方が有利なことが分かります。思い切ってこの動きを試してみて下さい。この腕の動きを追うことで、対応する脚の踏ん張り方も身につきます。