ダウンで実際に止まるのは胸の上端
さて前回は、バックで右に引かれた臍の位置を止める意識でダウンと書きましたが、実際にこのイメージの動きを試してみたでしょうか。動きを試す前に、ダウンで臍が右に引かれたまま止まっている人などいないのを知っていて、試す気にもなれなかったかも知れません。
このダウンの動きの表現は、背骨の動きの代わりに臍の感覚を使ったものですが、実際にこの意識で振れば、腰を左に回さずに腕が振れることが体感的に確認できる筈です。しかし、実際の動きで臍が左方向に向くことを目で見ると、折角のアイデアも試して貰えなくなってしまうのです。
そこで、動きの表現としてもう少し正確なものにすると、インパクトの腕の振りの動きの中心になる、胸の上部中央のスイングの「中心」(胸骨上端と左右の鎖骨を結ぶ胸鎖関節)を正面向きに固定する、ということになります。これはこれ迄に何回と無く登場したスイングの方向性確保の要点です(例えば;「実行イメージ:巻き上げて引き下ろす」(06-12-21))。
バックスイングの最終期に、この「中心」はやや右方向を向きますが、ダウンスイングでこの「中心」を元の位置に引き戻すと、腰を含めて上体が左に回ってしまいます。そこで、「中心」をそのままの位置に止めるようにダウンを実行すれば、丁度この「中心」が主面向きに固定される形の動きで腕が振られます。
バックとダウンの動きの中心の意識については、はずっと以前に、
「ここで更に注意深く左グリップの動きに注目すると、始めは腰(腰椎)の辺りを中心として円周を描くように動きながら、次第に上に引き上げられ、切り返しの動き以降は胸(胸椎)を中心とする円周状の動きでダウンの振り抜きが実行されるのが分かります。いわば低いスイング・センター(腕の振りの中心)から出発し、次第にセンターが上昇し、ダウンは高いセンターを中心として実行される、という形になります。(当然インパクトでアドレスの体勢には戻りません)」
と書いてあります(「新パラダイムの本質:腕と背骨の動きの繋がり」(06-04-27))。
この要領で、肩と腕の「魔法の動き」でダウンに入ると、実際に臍を右に向ける腰(腰椎)回りの動きが現れるのです。ところが、「魔法の動き」の肩甲骨の動きが上手くできない人が多いのです。逆に臍を右向きに引いて止める意識でダウンに入れば、望ましい肩と腕の動きが得られます。これで腰の動きで腕を振るという、慣れた動きの意識で腕を振ることが可能になります。
単純に腰の動きで腕を振ると考えると、腰が先行して上体(胸)が右に傾く動きまます。これが肩と腕の「反魔法の動き」を引き起こすことは、これまで何度も指摘して来たことです。胸(胸椎)の動きを制御して、「中心」の動きを止めるには、「臍を止めて腕を振る」、あるいはより積極的に「臍を右に引く」イメージで、ダウンに入ればよいのです。これが前回の話の内容です。
実際にクラブを振る時に、どのイメージで振れば良い結果が得られるかを、自分であれこれ試して確認してみて下さい。
このダウンの動きの表現は、背骨の動きの代わりに臍の感覚を使ったものですが、実際にこの意識で振れば、腰を左に回さずに腕が振れることが体感的に確認できる筈です。しかし、実際の動きで臍が左方向に向くことを目で見ると、折角のアイデアも試して貰えなくなってしまうのです。
そこで、動きの表現としてもう少し正確なものにすると、インパクトの腕の振りの動きの中心になる、胸の上部中央のスイングの「中心」(胸骨上端と左右の鎖骨を結ぶ胸鎖関節)を正面向きに固定する、ということになります。これはこれ迄に何回と無く登場したスイングの方向性確保の要点です(例えば;「実行イメージ:巻き上げて引き下ろす」(06-12-21))。
バックスイングの最終期に、この「中心」はやや右方向を向きますが、ダウンスイングでこの「中心」を元の位置に引き戻すと、腰を含めて上体が左に回ってしまいます。そこで、「中心」をそのままの位置に止めるようにダウンを実行すれば、丁度この「中心」が主面向きに固定される形の動きで腕が振られます。
バックとダウンの動きの中心の意識については、はずっと以前に、
「ここで更に注意深く左グリップの動きに注目すると、始めは腰(腰椎)の辺りを中心として円周を描くように動きながら、次第に上に引き上げられ、切り返しの動き以降は胸(胸椎)を中心とする円周状の動きでダウンの振り抜きが実行されるのが分かります。いわば低いスイング・センター(腕の振りの中心)から出発し、次第にセンターが上昇し、ダウンは高いセンターを中心として実行される、という形になります。(当然インパクトでアドレスの体勢には戻りません)」
と書いてあります(「新パラダイムの本質:腕と背骨の動きの繋がり」(06-04-27))。
この要領で、肩と腕の「魔法の動き」でダウンに入ると、実際に臍を右に向ける腰(腰椎)回りの動きが現れるのです。ところが、「魔法の動き」の肩甲骨の動きが上手くできない人が多いのです。逆に臍を右向きに引いて止める意識でダウンに入れば、望ましい肩と腕の動きが得られます。これで腰の動きで腕を振るという、慣れた動きの意識で腕を振ることが可能になります。
単純に腰の動きで腕を振ると考えると、腰が先行して上体(胸)が右に傾く動きまます。これが肩と腕の「反魔法の動き」を引き起こすことは、これまで何度も指摘して来たことです。胸(胸椎)の動きを制御して、「中心」の動きを止めるには、「臍を止めて腕を振る」、あるいはより積極的に「臍を右に引く」イメージで、ダウンに入ればよいのです。これが前回の話の内容です。
実際にクラブを振る時に、どのイメージで振れば良い結果が得られるかを、自分であれこれ試して確認してみて下さい。