右脇を締める?:「体の正面」を保ってインパクト | ゴルフ直線打法

右脇を締める?:「体の正面」を保ってインパクト

背骨の動きを中心に、脚腰の踏ん張りでスイングのパワーを確保する話が続きましたが、体の大きな動きを使うと腕の動きの確保は難しくなります。実際のスイングでは、様々な状況が現れますから、体の大きな動きの練習だけで、常に安定なインパクトを期待するのは不可能です。スイングの最終目的の達成には、方向性の確保の動きの検討が不可欠です。

体の大きな動きを利用しようとすると、背骨の縦の軸回りの回転的な動きが現れます。クラブの重さの影響もあって、思わず体を振り回す動きが出やすくなり、これが方向性の確保を難しくします。

これに対処するには、インパクト圏の腕の動きを監視しながら、クラブを振り抜く必要があります。インパクト圏でグリップがしっかり固められていれば、最終的にクラブを振るのは腕と肩の動きで、これが打球の方向性を決めます。この動きの方向性を確保するには、インパクトで「体の正面」を確保すればよいのです。

これについては以前に書いてありますが(「体で腕を引く」の実体は真っ直ぐ打つ仕組み(06-08-29))、ここでその要点を再論する形で動きの説明を試みます。

体を固め、腕の振りの軸が固定されれば、「体の正面」を固定して打つという感覚の動きで腕とクラブが振られます。問題は、「腕の振りの軸」とは何かです。その仕組みを体感するには、胸鎖関節(肩と胸を結ぶ鎖骨が、胸の中央の胸骨上端に繋がる部分)を左手の平で押さえ、左の手の平の背中の向きに注意しながら、右腕を固めて左へ引いてみます。

上体が左へ回ると左手の背中が左へ回ります。左手の背中を正面に向けて保ったまま、固めた右腕を左へ引こうとすると、左手が「縦に」回転し、右肩は「縦の平面」内を引き下げられるように動きます。この時の右腕の動きが、「右脇を締める」動きで、右脇下を通してクラブを引き込むような動きになります。(この動きに対応して、「左脇を締める」動きが現れます)

この動きで「体の正面」を固定し、ボールを打ってみて下さい。方向性の確保が体感できる筈です。