「体で腕を引く」動きを体感する | ゴルフ直線打法

「体で腕を引く」動きを体感する

これまでいろいろ「直線打法」の動きの話をして来ましたが、何のことやらさっぱり話が分からないという反応が聞こえて来ます。超えられない川で世界が二分されているような感じです。実際ゴルファーは二種類に分類できます。胸の後の背骨(胸椎部分)を左へ引いてボールを打つ人と、右に引いて打つ人の二種類です。

この違いを書いたのが、「インパクトでは「体が腕を引く」は不可、「体で腕を引く」が正解」(06-08-26)で、その後もこれを補足する話を書いて来ましたが、違う世界の感覚の理解には役に立たなかった気がします。それ程背骨の動きは分かり難いのです。

そこでもう一度、この違いを体感的に確認します。左手に物差し(のようなもの)を握り、柱(か机の脚)に面して立ち、柱の右側面が右脇前に来るように体の位置を調整します。ここで物差しを柱の右側面に当て、前を向いたまま(大切です!)、左腕で物差しが撓む程の強さで左へ引きます。この時の脚腰背骨の踏ん張り方を確認して下さい。これが「体で腕を引く」動きです。

この時、胸の後の背骨が左へ弓なりに張り出し、上体(胸)が右に回るのが感じられます。これに対して、物差しを柱の右側面に当てたまま、腰の背中(腰椎部分)を左に引いて腕を引いてみて下さい。すると、腰が左へ回って腕を引きますが、柱を強く左へ引く力は出ません。これが「体が腕を引く」動きです。この時は胸の後の背骨(胸椎部分)が右に引かれ、上体は左に回ります。

腰が大きく左へ回ると、背骨が右に傾いて体が左に回り右足に体重が残る、いわゆる「明治の大砲」の動きになります。昔から嫌われて来た動きです。物差し一本で、背骨(胸椎)を左へ引いて打っているか、腰椎を左へ引き背骨(胸椎)を右に引いて打っているか、確認して下さい。明治の大砲型に近い人は、これであちらの世界からこちらの世界に飛び移る可能性が開けます。

この違いを生む決定要因は、膝と足の使い方にあります。膝と足は、腰の回転を止めて、脚腰の動きを腕に動きを伝えなくてはなりません。これについては次回に書きます。