決定打:腕を引き下ろす背骨の動き | ゴルフ直線打法

決定打:腕を引き下ろす背骨の動き

これまでグリップの動き、腕の動き、脚の動きなどを詳しく見て来ましたが、最終的にスイングを決めるのは背骨の動きです。今回はこの動きを確認することにします。

壁を背中にしてアドレスの構えを作り、尻の先端が壁に触れるように立ちます。膝の撓みのために、壁と踵の間には適当な(15センチ程)間隔が必要です。この場合の安定な姿勢が動きの基礎になります。

ここから両腕を手の平を前に向けて左右に水平に伸ばします。横綱の土俵入りのような構えになります。ここから右腕を上、左腕を右に回してトップの位置に上げます。この動きには次の二つの型、AとBがあります。
A)右肘が体側に引き付けられて右手が上がる、
B)右肘が壁に沿って上に引き上げられて右手が上がる。

Aでは両尻が壁から(殆ど)離れません。Bでは左尻が完全に前に出ます。背骨の動きが違うのです。Aの動きがこれまで追求してきた「正しい」動き、Bは「腰回し」の動きになります。

Aの動きでトップの位置まで上げ、右前腕を内側に回すと、左尻が僅かに前に引き出されます。この腰の体勢のまま、肘を体に沿わせて(左右の)グリップを引き下ろすと、その限界で左尻が壁の平面に戻り、グリップが直線的に左へ引かれます。これも背骨の踏ん張る動きが確保します。

Bの動きの場合は、グリップを引き下ろすと左尻が引き戻され、右尻が前に引き出されます。この動きで右腕が前に振り出され、左腕が後に振り込まれます。グリップの直線的な動きは現れません。背骨の動きに緊張感はありません。

Aの動きをじっくり検討してみて下さい。これまでに議論してきたグリップ、腕、脚、膝などの動きが、しっかり確認できます。Bの動きが生むヘッドの走りでは、朝から晩までボールを打ち続けても、安定で強力なショットの実現が難しいことは、「火を見るよりも明らか」です。