背骨の動きを確認する | ゴルフ直線打法

背骨の動きを確認する

スイング動作の背骨の動きは、背中下部の腰椎部分が左に引かれて右に回り、背中中央部の胸椎部分が右に引かれて左へ回り、背中上部の頸椎部分が左に引かれて右に回る、という三部分の動きで構成されます。これはバック、ダウンともに同じ動きになります。一本の棒の右回転で右に振り、逆回転で左へ振るような単純な動きではないのです。

簡単にこの動きを理解するには、椅子に腰を掛けて、正面を向いたまま首の前の喉仏部分を左手で軽く左に引いてみます。首を含め背骨全体に力を入れずにこの動作をすると、頭が右に回り、背中が右に引かれ、腰の上が左に引かれるように動く事が分かります。これが丁度前記の背骨の動きの形になっています。微弱な動きですから注意深く見る必要があります。

バックスイングでは、ごく自然に胸の背中(胸椎部分)を右に引く動きに入ります。この時脚腰を固めて動きに逆らえば、この動きに逆らって腰椎部分が左に引かれます。これらの動きと共に、頸椎部分が左へ引かれます(喉仏が左に引かれる)。脚腰の体勢を固めたまま、バックの方向に腕を振れば、自然にこの背骨の動きが現れます。

この動きでは、腰椎部分の動きを胸椎部分の動きが引き出します。したがって、腰椎部分は右回りに引っ張られる形になります。この動きに逆らって腰椎部分を左へ引けば、ダウンでの動きになる筈です。これを骨盤下背部の背骨の下端部分の引き戻しで実行するのが、「尻で振る」動き(06-06-07)です。

ダウンの腰椎部分の左への引きの動きでは、背骨の腰椎部分に右回りの動きが現れ、これが胸椎部分を右に振ります。これでダウンの「上体を右に回す」動きが現れます。この動きで胸椎部分に左回りの動きが現れて、背中に張りが発生しながら腕を強力に引き伸ばして引き下ろし、次いで左へ引き抜く動きが現れます。

逆に、両手のグリップを右脇前に強く引き下ろそうとすると、この背骨の動きが現れます。したがって、脚腰の体勢を固めたまま、一気にグリップを右脇前に引き下ろす動きを注意深く観察すれば、この動きの仕組みを体感的に理解することができます。

グリップを右脇前に縦に引き下ろすダウンの様子は、インターネット上の優れたプロのダウンスイングの動画でも確認できます。上体を左に回して振ると、この腕の動きは現れません。