動きの理解の不思議さ | ゴルフ直線打法

動きの理解の不思議さ

核心イメージの実現の種明かしが終わり、ここらで一休みと考えていた所へ、二人のSさんからメールが届きました。有り難いことに、この二つのメールで、言葉で動きを理解することの難しさについて再認識する機会を与えられました。

始めのSさんは、スイングについて一つの見方、ご本人の言葉によればこのブログのスイング論と対極にあるものを確立している人です。これまでのブログは理解不能な言葉で埋まっているとの印象だったが、「種明かし」の文章は理解できたとの知らせです。

これは中々あり得ないことで、自分のイメージと異なる動きは理解不能に止まるのが普通です。研究心旺盛なSさんであって始めて可能な理解であったと思われます。何とか動きが再現できる表現を求め続けてようやく到達した「種明かし」が、どうやらその役を果たした様子が確認されて、深く安心させられたメールでした。

もう一人のSさんからのメールは、「上体を右に回す動きで腕を振り、ボールを打つ」というスイング構成の基本原理を追求する、以前に準備した原稿のコピーに対する反応でした。野球の熟達過程の研究中に打撃に対する開眼を経験し、これを境にそれまで受け止め難かった前記の原稿の内容が、大いに合点がいくようになったとのことです。

この打撃開眼の要点が「腰回し」の禁止ということで、「腰回し」はまさしくこのブログで古いパラダイムとしてその排除を勧めて来た動きでもあります。野球とゴルフで動きの差はありますが、腕の振りが要求する体の動きを作ることが必要であり、楽な体の動きで腕を振ると考えるのが誤りであることに違いはありません。

全くの素人考えですが、野球の場合、飛んでくるボールのストライクゾーンでの動きを推測してボールが長く止まる平面を想定し、バットのスイング面をこれに一致させる必要があると考えられます。スイング面が平面に近く保たれるようにグリップを振る必要があるわけで、腰が回るとスイング面が彎曲して不利になるのはゴルフの場合と一致します。(ゴルフの場合は、更に高い位置から振り下げる動きの制御が要求されることになります)

何れにしても、目的意識に添って動きを作ることで、言葉で表現された動きの理解が可能になります。手の先から足にまで繋がる動きの構造も、これで納得できるわけです。