ダウンの技を確認する | ゴルフ直線打法

ダウンの技を確認する

ゴルファーには、クラブを振る動きはこう作るものだ、という思い込みがあります。経験に裏付けられた思い込みは極めて強固なもので、これに対抗することは殆ど不可能です。

このブログで提案して来た打法の中心イメージは、上体を右に回すように脚腰で押し返すインパクトの動きです。ところがこれは、アメリカのゴルフ教師の教えにもしばしば見られる、ボディーの大きな動きで腕とクラブを引っ張り、インパクトを遠心力で振り抜く、というイメージに真っ向から対立するもので、現在のゴルフの世界では簡単には受け入れられそうにありません。

この中心イメージは、一般的な、先ず体を左に動かし、そのエネルギーを取り込んでインパクトという、ごく自然に見えるイメージとはかけ離れています。しかし、「魔法の動き」が決めるスイングの基本型(06-04-13)のドリルで、その動きはゆっくり体感することができます。ここでは動きの速さを際だたせる、特徴的な動きについて観察してみることにします。

クラブを持たずにアドレスの体勢で両腕を自然にぶら下げ、ここから右腕の動きを検討します、右手に野球ボールを持つと考え、右腕を回してボールを右耳外側にまで上げ、その位置から右腕をダウンの動きで振ります。ダウンの最初に腰が左へ動くとボールを持つ手は一旦右に振り下ろされ、そこから腰の動きでインパクトに向けて腕が振られます。

この場合は手の中のボールを横から投げる動きになります。これに対し、我々の中心イメージに従えば、ボールを上から一気に右足前に投げつけるように腕が振られます。この動きで伸びる右腕は最後に右手を左へ振り抜きます。両者の主な動きの違いは、大まかに言えば横手投げと上手投げの違いになります。

上から一気に投げ下ろす腕の動きを急速に実行してみると、左の脚腰が左腰を右に押し返すように踏ん張ることが分かります。一方右の脚腰は右腰を後ろに押し返すように踏ん張ります。これらの動きで上体が右に回るように押し返されます。これで腕の急激な振り下ろしを支えているわけです。一旦これらの動きを体感すれば、スローモーションでも動きの内容が確認できます。

左腕の動きについても、手をグリップの形に軽く握って振れば、同じ脚腰の動きで急激な引き下ろしと左への振りが実現することを確認できます。一般のボール投げでは、横手投げに比べ上手投げが強力であることは知られています。クラブを振る場合にも同じ結果になる筈です。