ダウンの方向転換:複雑な足の動き
トム・カイトやベン・クレンショーの先生だったハーヴェイ・ペニックの著書「ハーヴェイ・ペニックの小さな赤い本」(HARVEY PENICK’S LITTLE RED BOOK:日経ビジネス人文庫に本條強氏の日本語訳あり)には、トップからヘッドをボールに向けて振る悪癖(オーバー・ザ・トップ)について、五つのの矯正法が示されています。その最後は動きを分解してゆっくり繰り返すスローモーション・ドリルで、これについては別に一項目を立てて説明しています。
その要点を簡単に纏めると、ゆっくりトップまで振り、そこから左踵を下ろし、右肘を体側に引き込み、ボールへの動きの三分の一位で止める。これの繰り返しで、体重を引き下ろし下半身を左に動かしてダウンスイングを始めることを、頭と体が学ぶというのです。この動きではまずヘッドが右に引かれ、インサイドからボールに向けて振られることが分かります。
如何にも合理的に見えますが、問題があります。それは左踵を下ろす動きです。このブログは、ヘッドの直線的な動きでボールを打つには、手と腕の微妙な動きの理解が先決という話から始まり、腕を力強く振る脚の踏ん張りに進みました。ところが、足の動きは極めて複雑で、歩き方さえ千差万別。左踵を下ろす動きにもこの歩き癖が現れることは容易に想像できます。
手もとにある解剖学的に動きを説明する書物を開いてみると、図入りの詳しい解説で構成される本文275頁の中で、手の動きが28頁、足の動きが41頁を占めています。足の動きの複雑さが推測できます。これだけの枚数の解説を読んで理解し、これをスイングに応用しようとしても、考えるだけで体が動かなくなります。自然な動きを重視したアーネスト・ジョーンズは、これを「分析による麻痺」(PARALYSIS BY ANALYSIS)と表現しています。
そこで、強く腕を振るパワーを発生するために考案した、膝を引き上げる(実は膝を伸ばす動きで地面を押す)動きを利用します。バックでは、この動きにより右肩外側までグリップが上がります。これはグリップを右に引く、いわば左右の動きです。ここで上下の動きを加えるように、膝を伸ばす動きを強めてグリップを押し上げ、「深いトップ」に入れます。
この動きで左腰が前、右腰が後ろに引かれて両膝の体勢が変化します。これがバックからダウンへの方向転換です。この体勢からのダウンでは、再び「足を地面に着けたまま」膝を引き上げる(膝を伸ばして地面を押す)動きを実行します。これでグリップが一気に引き下ろされ、その動きの限界で強力な左への動きが現れます。意識的な腰の左移動はありません。
その要点を簡単に纏めると、ゆっくりトップまで振り、そこから左踵を下ろし、右肘を体側に引き込み、ボールへの動きの三分の一位で止める。これの繰り返しで、体重を引き下ろし下半身を左に動かしてダウンスイングを始めることを、頭と体が学ぶというのです。この動きではまずヘッドが右に引かれ、インサイドからボールに向けて振られることが分かります。
如何にも合理的に見えますが、問題があります。それは左踵を下ろす動きです。このブログは、ヘッドの直線的な動きでボールを打つには、手と腕の微妙な動きの理解が先決という話から始まり、腕を力強く振る脚の踏ん張りに進みました。ところが、足の動きは極めて複雑で、歩き方さえ千差万別。左踵を下ろす動きにもこの歩き癖が現れることは容易に想像できます。
手もとにある解剖学的に動きを説明する書物を開いてみると、図入りの詳しい解説で構成される本文275頁の中で、手の動きが28頁、足の動きが41頁を占めています。足の動きの複雑さが推測できます。これだけの枚数の解説を読んで理解し、これをスイングに応用しようとしても、考えるだけで体が動かなくなります。自然な動きを重視したアーネスト・ジョーンズは、これを「分析による麻痺」(PARALYSIS BY ANALYSIS)と表現しています。
そこで、強く腕を振るパワーを発生するために考案した、膝を引き上げる(実は膝を伸ばす動きで地面を押す)動きを利用します。バックでは、この動きにより右肩外側までグリップが上がります。これはグリップを右に引く、いわば左右の動きです。ここで上下の動きを加えるように、膝を伸ばす動きを強めてグリップを押し上げ、「深いトップ」に入れます。
この動きで左腰が前、右腰が後ろに引かれて両膝の体勢が変化します。これがバックからダウンへの方向転換です。この体勢からのダウンでは、再び「足を地面に着けたまま」膝を引き上げる(膝を伸ばして地面を押す)動きを実行します。これでグリップが一気に引き下ろされ、その動きの限界で強力な左への動きが現れます。意識的な腰の左移動はありません。