前期末直前以来初めてブログを更新するので


大変な今さら感は否めないが、


備忘録含め、今の想いを認めたい。





現在、弊社は設立4期目であり、


“まだ”吹けば飛ぶような名もなきベンチャー企業である。



そんな弊社も今年初めて新卒を採用することになる。


1週間ほど前に慶応大学をギリギリ卒業した(出来た?)志高き青年だ。





彼との出会いはおよそ1年ほど前で、


知人の紹介で弊社でアルバイトとして勤務してくれいてたのだが、


そんな彼が紆余曲折を経て弊社への入社を決断してくれた。





今の弊社を選んでくれるとは、何とも変わり者あり、


そして何よりこの上にないほど有り難いことだ。





その変わり者…失礼、その青年の真っ直ぐな眼差しと、


屈託のない笑顔を見てると、彼の望みを叶えなくてはいけない、


絶対に成長させなくてはいけない、


彼が蹴った超一流企業に就職してた場合の何倍もの豊かさを


得ることが出来るビジネスマンになってもらわねばならない、


ましてや、下手な人生を過ごさせるわけにはいかない、と


心から本気で念じ、その想いが仕事へのエネルギーに


変わっている自分がいることに気づく。





誰かがいるから頑張れる、誰かのために頑張れる、


なんていうこと自体、ビジネスマンとして


まだまだ修行が足りないのだが、しかし、命を授かった


夫婦が似たようなことを言っているのを考えると、


神様も情状酌量の余地を認めて下さるだろう。





では、何が彼の成長か?


何が彼の豊かさか?


何が彼の幸せか?


・・・最近こんなことばかりを考える。





人はあるとき産まれ、そして天に召される。

この間に、このわずかなひと時の間に、


どれだけ充実した時間を過ごせたかが、


その人の成長の度合いであり、


その結果の豊かさであり、


幸せなのではないかと考える。





彼は、その充実した人生を過ごす場所として


弊社を選んでくれたわけなのだから、仕事を通じて


人生の充実感を味わってもらうよう全力で彼をサポートしたい。





小職が思うに、仕事の充実度というのは、


「どれだけ社会に貢献できたか」の度合に比例するのだと思う。



社会への貢献が、お金という対価で返ってき、


その評価の高さがその人の裁量を大きなものへと昇華させてゆく。





それであれば、せっかく一度しかない人生なのだから、


「誰でも出来る仕事(価値)」ではなく、


「自分しか出来ない仕事」を生み出し、


この世にその名を刻んで欲しい。





「自分しか出来ない仕事」=「世の中にない仕事」


という式が成立した時、必ず世の中は変わる。





電気を発明したトーマス・エジソン、


実用型電話機を開発したグラハム・ベル、


初めて空を飛行したライト兄弟。





彼らは間違いなく社会を、世界を変えた。


彼らの存在が、社会を豊かにし、より経済を発展させた。





彼らの果たした役割は、


景色が明るくなった、


伝達手段が増えた、


移動時間が短縮された、


などといった単純な話ではなく、


暗い夜道が明るくなることで犯罪も激減し、


電話を通じて恋人たちが愛を語らう回数が増え、


飛行機を使って田舎の両親に何度も合うことが出来るようになった。





これこそが革新(innovation)であり、


「世の中にない仕事」であり、


彼に、生涯を通じて目指して欲しいことである。





弊社は、“幸いにも”まだまだ小さなベンチャー企業である。

よって、彼がやりたいこと、思ったことは


何でも実現出来る環境にある。





当然、予算の問題はあるが、大手企業のように


「自分の意思が全く通じない」環境とは180度異なる。





よく、ベンチャー企業の魅力を説く論法として、


・ウチは大手より給料が高い


・ウチは大手より昇格スピードが速い


・ウチは大手より裁量権がある



といった表現をする会社がある。




それ自体、間違いではないし、弊社も上記は該当する。



しかし、それは決して仕事をする上での最大の魅力ではなく、


あくまで「手段」であり、「目的」ではないと考える。





彼には決して、「表面的な喜び(手段)」と、


「本質的な喜び(目的)」を見誤らないで欲しい。





繰り返すが、安月給で馬車馬のように働かせたいわけではない。


彼の、僕が決めた目標は「27歳で年収1,000万円の社長」である。





それは、決して「給料」「昇格」「裁量」を目の前に吊るし、


それを目がけて走って欲しいからそう決めたのではなく、


「社会に革新(innovation)を起こし、世の中を豊かにする」


ために必要なことだから、それを実現してもらうために提供する、


「ささやかな環境(手段)」にしか過ぎない。





それを必ずや成し遂げて欲しいし、


彼はそれが出来る人間であると強く信じている。





さて、明後日その彼が入社してくる。


どんな革新(innovation)を起こしてくれるのか、


今からとても楽しみだ。





“今はまだ”名もなき青年に、乞うご期待!!