鹿児島大学(吉田浩己学長)は27日、
2005、08年度の歯学部卒業試験で採点ミスがあり、
合格していたはずの男子学生8人を誤って不合格とし、
留年させていたと発表した。
8人は歯科医師の国家試験を受験出来ず、
新たな学費を負担するなどの被害を受けており、
大学は全員に謝罪した上で本来の年次による卒業を認めたという。
吉田学長は「迷惑をかけて大変申し訳ない。
金銭的補償も含めて話し合いたい」と
学費や慰謝料を賠償することを決めた。
発表によると、歯学部卒業試験はマークシートで年3回あり、
05年度は68人、08年度は60人が受けていた。
ミスの原因はマークシート試験の計算ソフトの設定を誤り、
一つの設問を二重に加点したり、採点に加えなかった他、
昨年11月にあった08年度卒業試験では、
正答率30%未満の難易度が高い問題を
採点対象から外すことを教授会で決めたが、
試験作成と採点を担当した教授が独断で変更。
「重要な問題だから」といった理由で
除外するはずの36問中7問を勝手に採点対象にするなど、
基準の正答率に達しない場合に削除する問題数も
自己判断で計算していた。
この結果、本来は合格した5人が
合格ライン60点に届かず、不合格になった。
採点については卒業試験実施部会長である歯学部の
50代男性教授が確認も含めて実質一人で担当。
両年度とも同じ教授が採点し
教授は「ずさんな面があった」と説明していると言い、
同大は処分を検討している。
08年度の試験で不合格とされた学生が「納得できない」と、
問題と自分の解答を開示するよう要求。
開示された解答を自己採点した結果、ミスが判明した。
記者会見で吉田浩己学長は
「人為的なミス。恣意(しい)的な合否判断は無かったと信じている」と釈明。
05、08両年度以外に問題のある部分はなかったという。
再発防止策として今後、問題作成と採点に複数教員を充てるとしている。
ずさんな採点で卒業できなかった鹿児島市の学生によると、
昨年12月に不合格がわかり、2月にあった
歯科医師の国家試験を受けられなかった。
卒業後に働くはずだった臨床研修先の病院に断りを入れ、
2年間を棒に振ることになった。
留年後は前期分の学費26万円を支払い、下宿生活を続けている。
不合格判明直後、大学側に試験問題と自分の解答用紙の開示請求をしたが、
開示されず、この教授からは
「開示など求めるような人間だから試験に落ちた」
と言われたという。開示に応じたのは、
6月になって学生が文科省や弁護士に相談した後だった。
学生は「試験の採点基準があいまいで、納得がいかない。
採点ミスという説明も後付けに感じる。
就職など、あるべきはずの機会を奪われ、
留年で同級生からも白い目で見られた。
他人の人生を軽く見ないでほしい」と憤る。
2005、08年度の歯学部卒業試験で採点ミスがあり、
合格していたはずの男子学生8人を誤って不合格とし、
留年させていたと発表した。
8人は歯科医師の国家試験を受験出来ず、
新たな学費を負担するなどの被害を受けており、
大学は全員に謝罪した上で本来の年次による卒業を認めたという。
吉田学長は「迷惑をかけて大変申し訳ない。
金銭的補償も含めて話し合いたい」と
学費や慰謝料を賠償することを決めた。
発表によると、歯学部卒業試験はマークシートで年3回あり、
05年度は68人、08年度は60人が受けていた。
ミスの原因はマークシート試験の計算ソフトの設定を誤り、
一つの設問を二重に加点したり、採点に加えなかった他、
昨年11月にあった08年度卒業試験では、
正答率30%未満の難易度が高い問題を
採点対象から外すことを教授会で決めたが、
試験作成と採点を担当した教授が独断で変更。
「重要な問題だから」といった理由で
除外するはずの36問中7問を勝手に採点対象にするなど、
基準の正答率に達しない場合に削除する問題数も
自己判断で計算していた。
この結果、本来は合格した5人が
合格ライン60点に届かず、不合格になった。
採点については卒業試験実施部会長である歯学部の
50代男性教授が確認も含めて実質一人で担当。
両年度とも同じ教授が採点し
教授は「ずさんな面があった」と説明していると言い、
同大は処分を検討している。
08年度の試験で不合格とされた学生が「納得できない」と、
問題と自分の解答を開示するよう要求。
開示された解答を自己採点した結果、ミスが判明した。
記者会見で吉田浩己学長は
「人為的なミス。恣意(しい)的な合否判断は無かったと信じている」と釈明。
05、08両年度以外に問題のある部分はなかったという。
再発防止策として今後、問題作成と採点に複数教員を充てるとしている。
ずさんな採点で卒業できなかった鹿児島市の学生によると、
昨年12月に不合格がわかり、2月にあった
歯科医師の国家試験を受けられなかった。
卒業後に働くはずだった臨床研修先の病院に断りを入れ、
2年間を棒に振ることになった。
留年後は前期分の学費26万円を支払い、下宿生活を続けている。
不合格判明直後、大学側に試験問題と自分の解答用紙の開示請求をしたが、
開示されず、この教授からは
「開示など求めるような人間だから試験に落ちた」
と言われたという。開示に応じたのは、
6月になって学生が文科省や弁護士に相談した後だった。
学生は「試験の採点基準があいまいで、納得がいかない。
採点ミスという説明も後付けに感じる。
就職など、あるべきはずの機会を奪われ、
留年で同級生からも白い目で見られた。
他人の人生を軽く見ないでほしい」と憤る。