「一度、お時間を頂けませんでしょうか」

 

 

 

漢字名前。

 

どこの国の方だかわからない女性とのミーティングが始まった。

 

 

やっぱりだった。

 

 

「マンガ」が世界のエンタメとなっていた。

 

 

日本で生まれた「マンガ」

 

 

それが、世界コンテンツになっていて、

 

んで、

 

悔しいかな、

 

その先兵となっているのが韓国企業だった。

 

 

 

「世界中でコンテンツを探しているんです」

 

 

 

マンガは・・・

 

「絵」だ。

 

 

で、

 

「絵」を描ける人ってのは、意外といっぱいいる。

 

 

まぁな、

 

 

誰だって、子供の頃には「落書き」ってマンガを描く。

 

 

クラスに2人や3人。

 

「絵」を描くのが上手いヤツはいるし、

 

 

「マンガ」を描くってヤツもいる。

 

 

・・・・まぁ、ボクもそうだった。

 

 

 

「徒手空拳」

 

 

中学校から高校生時代を描いてるブログじゃあ、

 

挿絵を自分で描いていた。

 

 

 

 

「絵が描ける人はいっぱいいるんです」

 

 

 

昨今は、

 

特に「ヘタウマ」ってジャンルもできてきて、

 

 

「マンガ」という、

 

 

・・・・まぁ、「劇画」みたいな画力は必要ない。

 

 

小学生の落書き程度の画力でマンガとなってるのも、巷にいっぱいある。・・・・それを「味」って、便利な言葉で宣ってる。

 

 

 

「・・・・なんですけど、物語を描ける人材は少ないんですよ」

 

 

 

確かにそうかもなぁ・・・・

 

 

 

「物語」を描くのが難しいとは思わないけれど、

 

 

「物語」となっているものを描くのは難しいのかもしれない。

 

 

他人の物語を読んでの「読書感想文」を書くことはできても、

 

 

 

ゼロから起承転結・・・・「物語」となるものを描くのは難しいのかもしれないな。

 

 

 

確かにそうで、

 

 

「マンガ」でも、

 

 

名作と呼ばれるものは、

 

 

「作画」

 

「原作」

 

 

其々別の作家が担当しているものは多い。

 

 

「絵」

 

「物語」

 

 

それぞれ、専門のプロたちの競作で名作が生まれている場合が多いってことだ。

 

 

餅は餅屋。

 

 

みんなが、大谷選手のように「二刀流」ってわけにはいかないからな・笑。

 

 

 

なので、

 

 

「物語を描ける」作家を、世界的に求めているんです。

 

 

そんな世界情勢のレクチャーを受けた。

 

 

 

もちろん、

 

今回のミーティングが、ボクへの「作家」としての要請ってわけじゃない。

 

あくまで、「世界情勢」ってことだ。

 

 

 

結論から言えば、

 

ボクへの「要請」は、

 

 

 

「ウチに投稿してくれませんか」

 

 

ってことだった。

 

 

「世界」に目を向けたサイト。

 

新しいサイト。

 

 

なので、圧倒的に「描き手」が不足している。

 

 

というものだった。

 

 

 

「ウチに投稿してくれませんか」

 

 

流暢な日本語が耳元に響く。

 

 

・・・なんだけど、

 

 

「言い切る」って話し方。

 

 

これが、

 

良い意味で「日本人ではない」と知らされる。

 

 

日本人には、こういう端的な話し方はできない。

 

 

「婉曲」

 

「オブラートに包んだ」

 

 

簡単に言えば回りくどい表現をする。

 

 

そして、

 

なんというか・・・

 

どこかハスキーな感じ・・・・

 

 

 

・・・・どんな女性なんだろうな・・・・

 

 

 

もちろん何も聞いてなかった。

 

 

国籍。

 

年齢。

 

背景・・・・

 

 

 

スマホを介して、

 

これまで、全く知らなかった世界の・・・国の、女性と繋がっていた・・・・

 

 

 

人生は不思議に満ちている。

 

 

 

第2回テノコン出品中。

 

 

「父を愛した」父を憎んだ。

 

 

 

応援よろしくお願いしまーす!!