12/25  街はキラキラ輝くクリスマスツリークリスマスクリスマスツリー
1年の中で1番大好きな季節クリスマスベル

その辺によく転がってる歌詞みたいだけど、「今の私にはモノクロな景色ばかり」でウキウキもワクワクもなんもない。
しかもクリスマスに癌センターに行かないといけない
えーん

という事で主人と神奈川県立がんセンターに行って来ました。

施設はとてもキレイ。この日は午後からだったのでそこまで混んでいる感じはなかったけど、ここに来ている人達は皆さん癌なんだ。。と思うと少し安心した。

受付して色々資料を渡された。
資料に目を向けると癌についてのあれこれ。。。
嫌でも「癌患者」という現実がのしかかってくる。
しっかり目を通すのは又にしようと思った。

先日撮ったMRI画像も提出して、ファイルとポケベルみたいなものを持たされて、泌尿器科の待合まで移動した。
ポケベルが一回鳴ったら受診する科まで行って到着確認の機械にポケベルをかざす。もう一回鳴ったら診察室入って良し。っていうシステムほっこり便利だキラキラ

主人はどっかへ居なくなっていた。すぐ戻ってくるかと思ったけど戻ってこない。。
もう一度ポケベルが鳴ったから診察室に入った。

部屋に入ると想像していたよりずっと若い男性医師(おそらく私より年下かな)が「お待たせしました〜お名前と生年月日をお願いします」と言って私を誘導した。
ちょっと前までグッドドクターのアメリカ版を見ていたんだけど、主役のショーン・マーフィー先生みたいだな〜なんて思ったので、心の中で「私のマーフィー先生」と呼ぶ事に決めた笑

マーフィー先生がパソコンにおぞましい画像を映し出して説明を始めた。
もう癌だと思っているので特に緊張はなかった。
マーフィー先生の見解でも「強く腎癌を疑う」という事で、今後の可能性や検査についての話へ。。
私の腫瘍は9センチ近くある。
色々調べて来たけど、大きさからいって転移しててもおかしく無いだろうという懸念があったのでマーフィー先生に「大きくても転移してない場合もあるんですか?」と聞いたら「ありますよ!」と。
そっか。。少し希望が見えた。
一通りマーフィー先生と話したら旦那が診察室に入って来た
(おっっそびっくりマークどこ行ってたんだよ もう話終わるっつーの)と思っていたら、マーフィー先生が「ご主人様ですね。もう一度説明しますね」と、時を巻き戻したかのように同じように主人に説明してくれたえーんキラキラ

「すいません、同じ事を言わせてしまってえーんあせる」と私が謝ったら「全然良いんですよ、わからない事でもなんでも僕は声が枯れるまで何度でも説明しますから」
優しい言葉に泣きそうになった大泣き
実際、声が枯れるまで。とは言っていなかったけど、ドリカムの「何度でも」がBGMにぴったりなワンシーンだった🥹✨

その日は採血・採尿・胸部レントゲン・肺活量・心電図などの検査を済ませて翌日12/26に造影CT、1/4に頭部MRI、1/11にその結果報告の予約を取って帰宅した。

帰りの車の中で母とLINEをしていてマーフィー先生と話した事や検査内容などをざっと送った。
「なんであんたが。。悲しすぎる。あんたはもっと辛いよね。。涙が止まらないよ」と。

整形外科の帰りに報告した時はあまりに唐突でお互い実感無く涙が出なかったけど、時が経つに連れ現実なんだと受け入れざるを得ない状況で時間差で悲しみが襲ってくる。

母に返した言葉は「ごめんね。。」だった。