ダントツの収益モデルと自主自律のヒトづくりで、幸せな繁盛人を創出する!!           (株)リンクスビジネスラボラトリー -3ページ目

ダントツの収益モデルと自主自律のヒトづくりで、幸せな繁盛人を創出する!!           (株)リンクスビジネスラボラトリー

外部環境依存型のビジネスから脱却し、自社主導型のビジネスを構築して、経営の収益性を土台から革新する「会社を元気にする会社」


幼馴染と久しぶりに一杯。

「待遇が悪い」
「仕事が辛い」
「体がきつい」

彼はほぼ一方的に愚痴をこぼし続けました。

「過去と他人は変えられないんだ!」
「他責にするな!自分を変えろ!!」
きっと、以前の私は、少しイライラしながらそう言ったに違いありません。

しかし、何だかこの時は
きっと普段は誰にも愚痴らず踏ん張っているであろう友人が
とても大切に思え、その愚痴を受け止め、その奥底にある想いに心を馳せたく
なったのでした。

愚痴を言い切った彼は
「聞いてくれてありがとう」
「結局は俺次第ってことわかってるんだ」
と穏やかに、そして力強く語ってくれました。

私が強く
「他責にするな!自分を変えろ!!」と言っていたとしたら
どうなっていたでしょうか?

もしかしたら「お前の言うとおりだ。そうする」
と納得したかも知れません。

しかし大抵は「お前に何が分かる!!」と口に出すか出さないかは
別として、相手は静かに、或は怒りをあらわにして抵抗をはじめるのでは
ないでしょうか?

陽(ポジチィブ)だけを良しとして、陰(ネガティブ)を分断・弾圧したとしたら、
一見綺麗に見えるかもしれませんが、それは決してリアルではなく、

時を経てその「陰」はやがてテロリストのように
深刻に相手と自分を傷つけていくことが少なくありません。

そして、これは会社組織というシステムでも同じことが言えます。

この数年、当社には

「パワハラ」
「セクハラ」
「メンタルヘルス」
「いじめ」
「横領」

といった人的不祥事や問題のコンサルティング相談が増えておりますが、
組織で同じような不祥事や問題が繰り返し発生している場合

それは、組織が「陽」即ち、「耳障りのよい奇麗ごと・前向きな意見、ベキ論」
だけで運営され、「ネガティブな意見や小さな声そして本音」が分断・弾圧され、
それが目に見えない組織の空気として、テロリスト化していることが大変多いのです。

そのような場合、規則や賞罰を作、マニュアル的教育を実施するといった
管理強化だけではなかなか解決は難しく、メンバーの本音を聞き、語り合えるような
仕組みと場が必要となります。

陽だけではなく陰にも心と耳が拓かれたとき、
テロリストはス~っと熱が引くように氷塊していきます。

もし、あなたの組織でそのような問題が繰り返し起こっている時は
一度立ち止まり
「ネガティブな意見や小さな声そして本音」が分断・弾圧されていないかどうかを
確認してみることをお勧め致します。



「だって仕事(食うため)だから仕方ないよ」
「お金があればこんなことしない」
「この仕事をとおして、やっと人生に価値を見出すことができたんです」

日々のコンサルティングやファシリテーションで多く耳にする声です。
そしてそれは、時おり私の中にもあったりします。

「お金と人生、そして仕事」

この波に飲み込まれたり
この波に精一杯乗ったり
この波に軽やかに乗ったり
この波が見えなくなったり
この波にいること自体を忘れたり


「お金と人生、そして仕事」

この3つのワードをうやむやにしないで、見つめ、向き合い、歩んでいきたいと思います。

こんにちは。
リンクスビジネスラボラトリーの細野です。

もう明後日から3月がスタートしますね。
新年が明けてもうまる2ヶ月が経とうとしていますが
皆さまいかがお過ごしですか?



さて、私たちは先週の2月22日(金)に、
平成新践組月例会を開催しておりました!


今日は、その平成新践組2月例会の開催レポートをお送りします。


今回は
「あなたが望む結果を生む、行動の基を作る!」
というテーマで、月例会を開催しました!

すこし掻い摘んで2月のプログラムをご紹介すると、

「新年の目標を立てて2ヶ月。
 まずは、この2ヶ月の実行状況をチェックする」

という内容で行いました。


つまり、PDCAの「C(チェック)」の部分です!


後ですこしお話しますが、
この「C(チェック)」とは、
よく耳にするし、知ってはいるけど、
実際にじっくり取り組んでみると、
深~い意味・意義があることなのでした!

まずは、肩慣らしで、
「フリップトーク」というワークを実施。


これは、
「1月1日~2月22日までを表現する」
というテーマで、白紙に絵・文字・擬音・色なんでもOK
で表現してもらいます。


「いい感じでうまくいっています!」
「すでに目標から離れたことをしている気がする・・・」
「暗闇の中に光が見えて気がしています」


など、それぞれの一ヶ月を表現していただきました。


何となくのイメージで振り返りをしていただいた後は、
という観点から、具体的な行動をチェックしていきました。
ここで、

「皆さんにとってチェックするとは、どんなことですか?」


と、皆さんに質問を投げかけてみました。



「実は、できない自分を確認する様で嫌いです」
「1人で仕事をしていると、なかなかチェックはできない
 という、口実でチェックを怠っちゃいますね」
「私は、根性論でD(実行)ばかりで空回りしちゃいます」


などと、
「チェックは分かっているけど、なかなかできない」という
姿が見えてきました。


「分かっているけど、なかなかできない」


「正しい・間違っている」の観点から見ると、
「自分の行動はチェックし、修正すべき!」と言うのが
当然のことなのですが、


成果を挙げている経営者、
急成長を遂げているリーダーの方々でも
そういったグレーの中で迷いながら前に進んでおられる
生々しい様子が垣間見えました。

ダントツの戦略とイチガンの組織づくりで、成長の壁を突き抜ける!!           (株)リンクスビジネスラボラトリー-平成新践組2月例会_01


さて、少しはなしがそれましたが、
皆さんの実行の振り返りは、


「何ができて」
「何ができなかった?」


という、観点で行っていただきました。
「チェック」と聞くと、
「できないこと確認」というネガティブなイメージを
もっていた方もいらっしゃったのですが、

「できたこと・成功したことも振り返ると
 できなかったことを修正するヒントにもなりました」

という声も頂きました。



そして、皆さまの実行状況を整理したら、
今回は「できなかったこと」を一つ取り上げて、
その原因を探り、望ましい結果を生み出せる行動に
変えていくというワークを、


“氷山モデル”


というフレームを使って行いました。



氷山モデルとは、
現実に起こっている問題現象に、
対症療法な解決策をするのではなく、
その現象を引き起こしている構造やシステム、時系例的な動き、
その背後にある、人の心理や思考傾向に焦点をあてて、
全体観のある課題解決を実現するために用いられる考え方です。


例えば、
目標をなかなか達成できない部下がいるとします。

そのような部下に、
「とにかく経験を積め!慣れろ!」
「もっと人と会える工夫をしろ」
「営業トークを見直せ!」


というような、表面的な改善を求めるのではなく、



「“目標達成できない”という現象には決まったパターンがないか?」
「そこには、どんな思い込み・心理的ブレーキがあるのか?」

までを探って、根本的な解決策を探ります。


これを皆さんにも振り返っていただき、

「望ましくない現状を引き起こしてしまっている真の原因」

を探っていただきました。


ただ、残念ながらこれは短い時間でたどり着くものではありません。
そこで、3月の宿泊型例会でたっぷり時間をかけて、
振り返っていただくプログラムをご提供いたします!

3月も詳細が決まり次第お知らせいたします!
お楽しみに!

ダントツの戦略とイチガンの組織づくりで、成長の壁を突き抜ける!!           (株)リンクスビジネスラボラトリー-平成新践組2月例会_02




【リンクスビジネスラボラトリー 細野篤志】




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「もう東京へは来ん」

先日、山田洋次監督映画「東京家族」を観て来ました。

瀬戸内海の小島で暮らす老夫婦平山周吉と妻のとみこは、東京で暮らす子供たちに会うために上京してくるのですが、最初こそ喜んだものの、それぞれに忙しい子供達は二人の世話をやくことを避け、お金を出し合って、二人を横浜の高級ホテルへ泊まらせます(追いやります)。

煌びやかな夜景、豪華な食事、ふわふわのダブルベッド。
子供達からすれば「私達でさえしたことのない贅沢」という免罪符

しかし、どれも周吉ととみこには合わず、日程を早めて瀬戸内海へ帰ることを相談します。
冒頭の「もう、東京へは来ん」
これは、そのときの周吉の言葉です。

「とても大切な存在、でも近くにいるとチョイト煩わしい」
そんな家族の関係性がそこにはあり、とても共感を覚えます。
(*私の父と母は既に他界してしまいましたが・・・)

一方、もう一つの自分ごとの想いとして、
日々忙しく暮らすうちに失われる「今、この瞬間の丁寧さ」に
一つの切なさと危うさを感じます。

私達は、夢や希望を強く持つあまり
時に、「今」を我慢して、「今」の自分や周囲を犠牲にして
生きることがあります。

勿論、悪いとか良いとか言うことではないのですが、

「今、食べているサンドイッチの味が分からなくなる」
「今、目の前にある相手の気持ちがわからなくなる」
「今、自分が悲しいのか、嬉しいのか、楽しいのかもわならなくなる」

まるで、ハートに麻酔をうったように、「今、この時」がなくなったまま
日常が過ぎてしまうのです。

「今、この瞬間」の連続がLIFEであり、未来へと続く路だとしたら、
私(達)は、もう少し、今この時の自分と周囲に、もう少し丁寧に触れながら
生きて行くことを意識しても良いのかも知れません。

東京家族をみて
つくづく感じた私でした。
書くこと以外にすることがないと、ずっと子どものときから思いこんでおりました。
何か他のことをしようと思ったことが一度もなくて。
文章を書いているのが一番自然で当たり前なことだったので、嫌になったこともありませんし、やめようと思ったこともありませんし。
全然、無名のままでもとにかく、書き続けていようと思っていました


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これは75歳にして、芥川賞を受賞された黒田夏子さんの記者会見での言葉です。


多くの企業様をお手伝いさせて頂き、
また、私自身の自社の経営を省みて、

ビジネスで成功しようと思うと
「業績向上」「お客様のため」というフレーズのもと、
理屈で一生懸命考え、いつの間にか、

「自社らしさ」
「自社が大切にしたいこと」
「自社が本当にやりたいこと」

即ち、「内なる核となるもの」をお座なりにしてしまうことが少なくないようです。

そして、「内なる核」を見失ったビジネスモデルは、自分もチームの心も動かさず、結局は顧客の心を動かすこともできず市場から消えていく運命となるようです。

「顧客のニーズに応えようとする」と「自社らしさを失い」ビジネスとしての魅力を失う。
スティーブジョブス亡き後のアップルをはじめ、今、多くの企業がこのパラドックスに陥っています。

では、どうしたら、このパラドックスに陥ることなく、

「自社らしさ」を失わず、かつ、「顧客のニーズに応える」ことができるのでしょうか?


黒田さんはこのようにも言っています。

「これではとても賞に向かないと思ってあきらめておりまして、途中何十年か、応募というものをしなかったです。でも70を過ぎた頃になりまして、生きているうちにやっぱり大勢の方に読んで頂けたらうれしいだろうと思いまして、70を過ぎてから応募しました」

ここからは様々な意味を汲み取ることができると思うのですが、
その中でも

「生きているうちにやっぱり大勢の方に読んで頂けたらうれしい」

という言葉に、私は上述の問いに対するエッセンスが潜んでように思うのです。

即ち、黒田さんは

作者(メーカー)として
「沢山の読み手(顧客)のニーズを調査・分析して・・・」
でなはく

「時間に限りがあること(命が永遠ではないこと)」を自覚し
作品(製品)と向き合い、内なる感性を引き出し

その上で、
「読み手(顧客)」に自分の作品(製品)が如何に広がっていくかを
考え、芥川賞に応募(流通&プロモーション戦略)した

のです。

勿論、「作家とビジネスは違う」という意見もあるかと思います。

ただ、「自社らしさを見失わない」という意味では

「命に限りがあること」が一つのキーワードなのではないでしょうか。

例えば、ビジネスに置き換えると
「体力はそのまま、自分が、或は自社の命が後3年だとしたら、本当はどんな方のどんなお役に立ちたいのか?」

「自分が、或は自社の命が後3年だとしたら」を常に土台にして考える。

このような問いを自らに向けながら、
自社のビジネスと向き合い続けた時
コモディティ化、同質化の波に飲まれることなく

持続可能かつ、オンリーワンのビジネスモデルが構築されるのだと思います。

私には、スティーブジョブスと黒田夏子さんが、どこか重なって見えます。