リンカーンクラブの会員活動が再開されました | 究極的民主主義の実現をめざすリンカーンクラブ

究極的民主主義の実現をめざすリンカーンクラブ

リンカーンクラブは、日本の現実をもっと民主主義に近づけていこうという活動に取り組んでいます。
アメリカの大統領リンカーンの「人民の、人民による、人民のための政治」という言葉を理念にしています。

リンカーンクラブ代表武田文彦さんの「子どもたちを戦場に送らない勇気」出版を契機にして、しばらく会員活動を休止していたリンカーンクラブの会員制度を再開させました。

昨日、その呼びかけを兼ねた武田さんのミニ講演会を開催しました。
かつての会員も数名参加し、総勢14人。...
武田さんの思いをお聞きした後、さまざまな話が続出、2時間半の予定が3時間半を過ぎても議論が続きました。
学生や女性にも声をかけていたのですが、最初は男性ばかり。
それも高齢者が多かったのが気になっていましたが、遅れて参加してくれたのが30代の女性でした。
若い彼女の参加に、少し希望を感じました。
参加者の考えはさまざまです。
安倍政権を強く支持している人もいますし、安倍政権打倒を目指している人もいます。
国民投票制度や教科書検定制度や経済的格差の構造化の話題も出ました。
しかし、今回の話し合いの根底に流れていたのは、全体主義化している時代の流れへの懸念です。
リンカーンクラブの理念は、「個人の尊厳と尊重」、つまり「一人ひとりのさまざまな考えが尊重され、できるだけ活かされる社会」を目指すことです。
制度的に言えば、そうした民主主義の理念に、現実の政治制度を近づけていく活動をしていくのが、リンカーンクラブの新しい会員制度の目指すところです。
その意味では、特定の政党を支持することはなく、さまざまな政党や個人が、自由闊達に議論しあえるとともに、誰もが同じように思いを発信でき、決定に平等に関わっていくことを、リンカーンクラブの方針にしていくことになっています。

クラブとしてのアドボカシー的な活動はあるとしても、具体的な活動は個人をベースにして展開していきたいと考えています。
全体主義社会への動きに対峙するには、自らの組織もまた、全体主義ではなく個々人をベースにした活動でなければいけません。
しかも、その個人が主体的に考えられる姿勢と環境を持っていなければいけません。
そこが一番の難題ですが、昨日の議論の様子を見ていると、たぶん大丈夫でしょう。
リンカーンクラブは会員募集中です。
皆さんの入会をお待ちしています。
なお7月24日には、リンカーンクラブサロンを開催します。
武田さんの「子どもたちを戦場に送らない勇気」を読んでの感想や意見をベースにした、気楽な話し合いです。
改めてご案内しますが、会員以外も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。
武田さんの「子どもたちを戦場に送らない勇気」も読んでもらえるとうれしいです。
http://homepage2.nifty.com/CWS/books.htm#160703
 
佐藤修さんの写真