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ブルゴーニュからドメーヌ・グロフィエの現当主ニコラ氏を迎えてのウメムラワイン会。

モレ・サン・ドニに畑を持たないが、そこにドメーヌを構えるロベール・グロフィエはレ・ザムルーズの最大の所有者。

グロフィエのワイン造りで他と違うのは、一般的なギュイヨ仕立てではなくコルドン・ロワイヤという仕立て。今この仕立を行う生産者はいないが、祖父の代から行っている。新梢を扇形に広げることでブドウの葉と果実に多くの日照と風通しを与え、カビ発生などのリスク低下と収量の自然な低下が促される。得られるブドウは小粒で非常に表現力が高い。

2021年の春、厳しい霜の被害を受けたブルゴーニュにおいても、この仕立てによりブドウは再び芽吹くことができたという。

『困難で課題のある年こそアーティスティックに、造り甲斐がある』と、何度か“アーティスティック”という表現を使って説明していた。

2021年は100%全房発酵。畑で良い仕事ができていればワイン造りの過程に余計な事をする必要はない。
温度高めのアルコール発酵、優しめの樽採用、新樽比は20~60%程度(キュヴェ・ヴィンテージによる)、熟成後は無清澄、無濾過で瓶詰。

同じアムルーズの畑でもヴージョ側の粘土質の区画とミュジニー側の砂質の区画で異なるキュヴェを仕込んだり(最大面積所有の為せる業か)、同様の試みをボンヌ・マールでも試したり、新たなトライを常に実施している。
『常に発見である。造り方も毎日新たなことを学んでいる。』と力説。(だから飲み手もしっかり飲んで感じて学べよ、と)

伝統の継承の中に、彼の感性と挑戦を強く感じる。
濃密な果実とミネラリーさ、艶感ある研ぎ澄まされた傑作ワイン。とんでもなく高品質!

彼自身がドローン操縦して空撮したアムルーズやボンヌ・マールの美しい畑の動画を見ながら、ご本人の説明を聞きながら、そのワインを味わうこの空間はまさに現地にいるようで、感動。


<泡>
・Delamotte Brut Blanc de Blanc NV



<Domaine Robert Groffier>
・Gevrey Chambertin Seuvrees 2021


・Bonnes Mares Grand Cru 2021


・Chambolle Musigny 1er Cru Les Sentiers 2016


・Chambolle Musigny 1er Cru Les Amoureuses 2015



ドメーヌでキープしていたいくつかの分を、特別な時に特別なラベルを作って出している、とのことで、ラック向けのラベルには日本語のメッセージが入っている。こういうのも嬉しいもの。



 


お料理は岡崎市のコレドガーナさん。
ワインに合わせていつもより豪華な内容で大大満足!ニコラ氏も絶賛。

 



非現実な一時に感謝。