屋久島へ。 3rd (前編) | SINのブログ

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4月30日。

昨日の疲労が出るかと思いきや、まだ平気。
どうやら結構な健脚?それとも明日に・・・?

ともかく。人ごみを避けるために、また朝早くにホテルを出発する。7:15。
今日は白谷雲水峡、もののけ姫の森を訪ねる。
朝食はまた弁当にしてもらった。

安房から車を30分ほど走らせただろうか。『白谷広場』の駐車場に到着。
他の車は数台だけ。ガラガラだ。
車を停めて、車内で朝食、登山弁当をいただく。

空腹を満たし、いざ行こう。でも管理棟に人の姿は無い。
特に入場料は無いが、ここは清掃協力金として1人300円を納めることになっている。

トレッキングの開始。昨日の疲れを微妙に感じるのは左足のスネ、前部の筋肉。
バスケやバレーでは使わない箇所かもしれない。 まぁ、気になるレベルじゃない。

まず入口から整備された舗道を抜けると、巨大な花崗岩の上を歩く。
その先に現れる落差50mの滝『飛流おとし』。険しい岩場の隙間を流れ落ちる豊富な水。
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原生林歩道で最初に出会う屋久杉が『二代大杉』。
江戸時代に伐採された杉に新たな杉が着生して育成している。
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二代大杉の次に登場するのが『三本足杉』、その名の通り。
三方向に分かれた根が大地に踏ん張る足のように見えるユニークな杉。
根の下はくぐれるほどの広さ。 いや、くぐらなかったが・・・。
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続いて登場するのは『びびんこ杉』。変わった名前だ。
鹿児島弁で「肩車」の意味らしい。切り株に若い株が育成し、まるで親子が
肩車をしているように見えることからこの名、とのこと。
直に触れることができる。ナウシカのように耳を当てたが水の音は聞こえず。
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続いて『三本槍杉』。
斜めに倒れた倒木に三本の杉が着生し、一体化している。
倒木更新の中でもきわめて珍しいケースらしい。
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次に現れたのは『奉行杉』。
どっしりと構える太い幹が「奉行」という名前にぴったり。
推定樹齢1800年の貫禄ある屋久杉。見事だ。
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どんどん登場する見事な杉はもちろん、途中の風景はどこを見ても
まるで映画のワンシーンのような見事な景色。この色、日本の伝統色で言うと萌黄~青丹、松葉色か。
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『くぐり杉』だ。当然くぐる。足元には
くぐるための歩道が設置されている。
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さらに進むと『七本杉』が見えてくる。
見上げると7本の枝が四方八方に広がっている。幹も見事だ。
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沢を過ぎて森が深くなると目的地は近い。
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視線を感じて振り返った先には、「こだま」がいるのかも。

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地元の人のお勧めポイントとして、辻峠をさらに奥に進み『太鼓岩』を目指す。
ここまで来ると風の吹き抜ける音を感じる。体感温度も明らかに下がる。
苔々しい景色が一変、見慣れた山の風景に。風が通るせいだろうか、乾燥するのだろうか。

森の神と風の神、両者の支配の境目、という感じだ。よくわからないが。。。

割と急勾配を進むこと約20分、巨大な一枚岩「太鼓岩」が現れる。
標高979m、岩上に立つと一気に視界が開け、一帯の山々を大パノラマで眺望できる。
高いところが苦手な私は、少しビビりながらも、その絶景に圧倒される。
吸い込まれる。吸い込まれたら落ちそうだ。
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言葉を失う風景を満喫し、下山、駐車場に戻ったのが12時頃。

残り少ない屋久島滞在は、後編に続く。