「よし、ゆかりのお見舞の品はースイショウダマー☆」放課後恵理と琉佳と依亜と私でゆかりのお見舞いの品を買いに行っていた。すると依亜が「恵理ふざけるなー。そうゆうこにはーこちょこちょ!!!」と恵理に攻撃した。そんなふたりを見て琉佳はなだめる。私はそれを眺めながら今日のことを思い返していた。響流は結局誰からも話しかけられず、ひそひそ悪口を言われていた。「鈴、大丈夫?」黙り込んでいる私に琉佳が心配そうに話しかけた。「うん、大丈夫よ。ごめんね。…あんなふうに言っちゃって響流に悪かったかな…。」私は声のトーンを落として言う。「そんなことないわ。二人の過去は分からないけど鈴がつらかったのは事実だろうし。」琉佳は私の頭を優しく撫でながら言う。「そうだよ!稲本さん、なんなんだろう。何の目的で来たんだろうね。」依亜は恵理を捕まえ強い口調で言う。捕まった恵理もそうだそうだーと声を張り上げる。
ーーー私は1人じゃない。よかった。だっていじめた記憶なんてないんだもん。そんな記憶…ない。