風が強くふく、メルボルンのある日のこと。

 

 

 

 

赤薔薇             クローバー           赤薔薇

 

 

 

 

 

持参してきたお弁当を食べ終わった直後、

 

珍しく、ものすごくコーヒーが飲みたくなった。

(コーヒーと言ってもブラックでは飲めないので、豆乳やアーモンドミルクとのラテ)

 

 

 

 

 

メルボルンに来てからはすでに何度か友達とカフェに入ったけれど、

 

一人でカフェに入ることは

 

まだ一度もしたことがなかった。

 

 

 

 

 

私が今だに乗り越えられてない罪悪感の一つ、

 

 

 

「自分のためにお金を使う」

というのと、

 

「我慢しようと思えば我慢が可能なものを、単なる’’楽しみ’’のために行動する」

というのは、

 

 

 

「わざわざ一人でカフェに入って、コーヒーを飲む」

 

 

という’’発想、アクション’’ ともマッチしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の友達や家族にこのことを打ち明けると、

みんなすごく不思議そうな顔を見せるけれど

 

 

私にとって、

 

こんなに簡単?なことをクリアするのに必要な勇気は、

レベル10の段階で表現すると、レベル9くらい。

もしもこれがドリンクではなくて1人での食事だとしたら、

レベル10。

でも気持ち的には、レベル20くらいにハードルが高くなるのが本心...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お弁当を食べ終わって、

 

’’コーヒーを飲みたい’’

 

と感じた瞬間に私は、

 

 

 

 

「違うよ。

きっと私はお腹が空いているだけなのかもしれない。

おやつに食べようと思ってパッキングしてきたエナジーチョコボールと、

オートミールバナナクッキーをお昼ご飯の前にお腹が空いて食べちゃったけど、

もしかしたらまだ体が何かしらの栄養を要求してるだけなのかもしれない。

そうだ、きっとそうだ。

近くのスーパーで何か手軽なものを探そう。

コーヒーを注文するより、安いじゃない。」

 

 

 

 

 

そう自分に言い聞かせつつ、

本当はこの発想にも罪悪感。

 

 

 

 

’’家にある色々なおやつを、

どうして今日に限ってもっと持ってこなかったんだろう...!!''

 

 

 

と、何十回も後悔して、自分を責めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論。

スーパーに入ってお菓子売り場を行き来すること20分、

 

 

 

 

手にとっては戻し、

 

手にとっては戻し、

 

 

 

 

 

’’本当に私はこれが必要なのか?’’

 

’’本当に私はお腹が空いてるのか?’’

 

’’体が温まるコーヒーを飲みたいんじゃなかったのか?’’

 

 

 

 

 

 

もはや自分が何を求めていて

何をしてるのかさえわからなって、

 

 

他の誰でもない自分自身に、途方にくれた。

 

 

 

 

 

 

(これはスーパーではなく、健康食品店のようなお店)

 

 

 

 

 

 

でも最終的に選んだのは、

 

多種類の種とドライフルーツ、ナッツをシロップでコーテイングされた、

よくある一般的なスナックバー🍭

(現物は写真を撮っていませんが、下記に似たようなもの)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを選んだ理由は3つあって、

 

 

 

 

1つ目は、食べ慣れてるから。

2つ目は、なんとなくナッツ系が食べたい気がしたから。

そして3つ目は1番の理由で、

 

 

 

 

’’その他のものは私にとって高価格だったから’’ 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパーを出て、

いくつかのデスクワークをするために図書館に向かおうと思っていた。

 

 

 

 

 

 

でも、まだコーヒーのことが頭の中をぐるぐる回る。

 

 

 

 

 

 

’’リナ、

1人でカフェに入ることができないなんて、おかしい。

自分の心に素直になるようにいつも意識してる心は、

どこにいってしまったの??

日本ではやっとチャレンジできるようになったことなのに、

せっかく今もオーストラリアに来てるのに、

いい加減に罪悪感をクリアしないと。

ずーっとこんな小さなことで悩んで、

大切な時間を無駄にし続ける人生を今後もおくりたい??’’

 

 

 

 

 

 

 

もう一人の自分の声が、

はっきりと聞こえた。

 

 

 

 

 

 

’’よし。思い切って自分にチャレンジしよう。

完璧なタイミングを待っていても、一生訪れない、

自分でタイミングをつかまない限り雷’’

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図書館まで向かう道のりは、15分弱くらい。

 

 

 

 

 

少なくても10件ほどのカフェの入り口に立ち止まって、

 

入るか入らないか、

本当にここが良いか他をあたるか、

はたまた

本当にコーヒーが飲みたいかを自分に問いかけた結果、

 

 

 

あまりその時の自分のフィーリングにしっくりくるカフェに出会えなくて

 

 

 

 

 

 

 

 

気づいたら図書館に辿り着いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、

クリアできなかった...

 

 

 

 

 

と、自分に失望しかけたその瞬間、

 

 

 

 

 

図書館の隣近くに

とってもアットホームで素敵な雰囲気あふれるカフェを見つけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

’’ここだ!!’’

 

 

 

 

 

 

 

 

中に入ってみると、

自分が求めてた感覚に最もフィットするエネルギーの流れるカフェだった。

 

 

 

 

 

 

私の心臓はばくばくする中、

 

 

 

 

 

’’Can I have a cup of soy latte, please? Thanks,''

(ソイラテを一杯お願いします)

 

 

 

 

 

そうオーダーした。

 

 

 

 

 

 

座りたい席を確保して、

店内をゆっくり眺めた。

 

 

 

 

 

 

なぜだか涙が、出そうになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カギ      赤薔薇       カギ

 

 

 

 

 

 

誰かにとっては簡単なことが、

 

他の誰かにとっては難しいことだったり

 

 

 

 

 

 

 

誰かにとってはとびきり贅沢なことが、

 

他の誰かにとっては無価値だったりする。

 

 

 

 

 

 

 

人生は、

 

人間は、

 

この世界は、

 

 

 

 

 

 

結局何なのか本当によくわからない。

 

何が正解かなんて、

知る人もいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも確かなのは、

 

 

 

’’みんな幸せを求めてる’’

 

 

 

 

不幸になりたいと思って生きている人は、

きっといないでしょうクローバー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、

まずは自分が自分のベストフレンドになってあげるべきだし、

そのベストフレンドにはどんな時も愛を持って

リスペクトし続けるべきだし、

 

恐怖を乗り越えた先にある何か ’’大切なこと’’

にも気づく必要がある...カギ流れ星

 

 

 

 

 

 

 

上手く言葉にまとめられないけれど、

そんな気がする...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後まで読んでくださって、

本当にありがとうございますハート

 

 

 

 

 

Hope you are having a beautiful day!!!

 

and never forget to be your best friend, xx

 

 

 

愛を込めて。

 

Lina