コミック百合姫2014年3月号 連載② | 徒然な日記

コミック百合姫2014年3月号 連載②

続きです。
これで終わりなので、もう少しお付き合いください。


ゆるゆり / なもり

●あらすじ
あかりは中学入学と同時に幼馴染で2年生の結衣と京子が所属する「ごらく部」に入部。さらに茶道部と間違えてちなつも入部する。キャラの濃い人たちが送るゆるい百合な日常……。
80 涙の家具調炬燵の巻

ある日、京子がごらく部部室に来て炬燵を入れるが全く暖かくならない。そこにあかりが来て2人で暖めあうのだが……。
81 劇場版・恋のクラゲンジャー

とある日の朝、綾乃は京子の好きそうな映画のチケットを入手したので京子を誘おうとしていた。だが、奥手な綾乃が普通に誘えるわけもなく、結局放課後にいたってしまう……。

●感想
前半が京あか、後半が綾京です。
コタツの話のほうだと、二人で温めあう(抱き合って)というシーンがあり、というか終始この状態。

で、後半は京子が別の映画に誘うという形で映画に行った際に二人で記念写真を撮るというシーンがあるという今回は終始百合でした。

後、クラゲンジャーは「プヨプヨ戦隊」というそうで、完全にクラゲの形をしていて、正義の味方には見えないのだけど……。


game / 竹宮ジン
身体とココロ、
距離ちぐはぐで


●あらすじ
平凡な高校生・もりこ。彼女のクラスに転校してきたベッキー。ベッキーはもりこが自分の好きなゲームキャラクターに瓜二つなことから攻略しようとする……
3rd

もりこはとうとうベッキーと身体の関係まで持つことになる。だが、もりこはベッキーが自分を「二次キャラの身代わり」でそういうことをしているのではと想い、関係に悩んでしまうが……。

●感想
竹宮先生のシリーズ連載最終回です。今回で連載が終わってしまうのが惜しいほどですね。
さて、ベッキーがもりこにコスプレをさせて行為をしていたのはただの「プレイ」だったそうで、もりこはそれを勘違いしていたのでした。で、その勘違いが解けお互いが両想いだとわかって晴れて恋人同士となったのでした。



ボウソウガールズテキモウソウレンアイテキステキプロジェクト / 河合朗
胸に浮かぶのは、誰の顔?

●あらすじ
念願の女子校に入学できたハーレム思考なお嬢様系女子・紅子。だが、そこには幼馴染のイケメン女子・葵もが入学していたため、女子校内は大きくこの二つの派閥に二分されることになり、紅子は葵を負かせようと計略するのだが……
report5

生徒会長・黒江の黒江による黒江のための会「黒百合会」への入会を賭けたミスコンに敗れた紅子。約束通り黒百合会へ行くものの、ミスコン時に見た葵の表情が脳裏に過ってしまい……。

●感想
黒百合会はとんでもないです。

先生にすら内緒らしい5人ぐらいがゆったり座れるソファー。中央に座る黒江を両側の女生徒達が愛でまくっています。

さらに、実は紅子ファンも多いらしく。紅子は満面の白目……。

で、割愛しますが、いろいろあって入会は白紙になり、さらには、紅子一筋の紫乃が紅子をデートに誘います。ということで、次号はデートです。


ユリップchuドキドキ / 森島明子
恋のセンターも
私が射止めるっ


●あらすじ
巷で人気のアイドルグループYULIPS。彼女達の売りは抱きついたり、キスをしたりする百合パフォーマンス。当然同姓間の恋愛もご法度なのだが、そこに超美少女が現れて……

同期加入の沙矢果と子桃。沙矢果はイケメン王子様、子桃は無口で猫ミミというキャラで人気を博していた。沙矢果は自分がなれなかった可愛いアイドルの子桃のことが好きで……

●感想
前回はセンター二人のお話でしたが、今回はこの二人です。ただ、特に今回はアイドルマスターのような雰囲気がプンプンと。
後、プロデューサーのPINKさんとマネージャーの関係も進展したようで、プリクラでキスします。



月と世界とエトワール / 高上優里子

●あらすじ
よぞらは念願叶い、祖母の母校である名門音楽学校に入学する。そこで世界と出会い、なし崩しにリンゲージすることに。最初は好ましくなかった二人の関係は次第に変化し……。
op.6.5 アーリーサマーティータイム

月光祭が終了した初夏のとある日、よぞらと世界に海百合からお茶会のお誘いが来た。ただ、そのお茶会には「とっておきのものを持ってくる」という条件があり……。
op.8.5 ひみつのライブラリ
期末試験が差し迫り、世界が人魚子とのことを思い返していたそんな頃。ねねは、一人図書館5階の第13資料室に向かう。そこは滅多に人が立ち寄らないところだ。そこでねねは、謎の女生徒と待ち合わせをしており……。

●感想
月エトファンにはたまらない回です。今回は本編ではなく番外編ということで、箸休め的な内容になっています。
前半のお茶会はよぞらの乙女度というか、可愛らしさというか、とにかく、とても楽しめる話です。海百合様と永遠様の「とっておき」がパーティのご馳走で世界の「とっておき」が林檎の蜂蜜。で、よぞらが持って行ったものはすごく彼女らしくて

歌でした。
後半のはよぞら大好きなねねさんの裏取引なお話しです。

今回手に入れたのは入学当初のよぞらの写真でした。この喜びよう、ほんと好きなんですね。しかも、さらにレアな写真を貰うために、よぞらを丸め込めて世界の写真を撮らせるとかほんと好きなもののためには手段を選ばないねねさんです。気持ちは凄くわかります。


ロケット☆ガール / 田仲みのる

●あらすじ
ストリートで弾き語りをしていた奏。そこで声楽に「ヘタクソ」と言われたことから二人は出会い、バンドを組みデビューする。しかし、奏は3年でそのバンドを脱退すると言い……。
track:11 It's only Rock'n Roll

夏フェスに行ってから少ししたある日、バンドに6秒間のみのタイアップの話がくる。その短さに落胆する4人。だが、その後、曲を使った動画がネット上で話題を呼び……。

●感想
久しぶりのロケットガール。もう前回の話を忘れかけてましたよ。
因みに、6秒のタイアップはゆるキャラ・ととちゃん(半魚人)のウェブラジオのジングルだそうです。ゆるキャラのラジオってどんなのだろう。しかも、キャラが完全に半魚人だから人気低そうだなぁ(ラゴンぐらい思い切れば別かもだけど……)
で、動画で人気が出て、CMのタイアップも貰うようになり、売れ始めたところで、奏と声楽の間にまた歪が入ってしまうんですよね。声楽も素直になれずに毒を吐くことになるし、奏もそれをまんま受け止めちゃう。なんとももどかしい。

二人の向いてる方向が少しずれ始めてるのかも……。


百合男子 / 倉田嘘

●あらすじ
啓介は男でありながら百合をこよなく愛する「百合男子」である。そんな彼とその友人たる百合男子の面々、さらには、クラスメイトの女子をも巻き込んだ彼の日常は……。
第19話 迷路

何故か札幌に来た藤ヶ谷。その理由は数時間前、ひょんなことから『百合棚』と呼ばれる売り場が大幅縮小の危機にあることを知ったためだった。そこで、藤ヶ谷が再生に乗り出すが…。

●感想
とりあえず、今回も百合女子ネタです。最近百合男子たちが出てこないけど元気に面倒くさいんでしょう。
で、今回の話は担当の輿入れで作られた「百合関連本しかない本棚」の話。一時はブームに乗って売り上げを伸ばしたものの、時の経過とともに売り上げが減少したのだとか。それを放っておけない藤ヶ谷が客の目線から打開策を探そうとしますが、所詮はそういうことに携わったことがない人間、全部が逆効果だったり、既に講じた案だったり、しまいには「減数」なんていう業界用語にまで引っかかってしまい惨敗。
でも、ま、結果として茜の「(生キャラメルブームについて)愛もないような人間が私の好きなものに触んなーって感じ」の言葉に影響され、彼が縮小を甘んじて受けようとしていることを悟るのです。
そして、そんな彼に「百合を多くの人へ広めることになんの意味があるのか」と問われた際に

「何本空振りをしても、その中に真に百合にハマる人がいればそれでいい」と言い放ちますが、その後ろに啓介が見えてます。
さて、そろそろ、百合男子の面倒くさい話が来そうな予感がします(笑)


ということで、やっと全部終了です。
ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました。

そして、書きながら思ったのは、好きな話とそうでない話の感想にギャップがありすぎというこの手の記事にはあるまじきことだったことを最後に書き添えておきます。