- 宮本 輝
- 錦繍
書簡形式(手紙ね)の小説。
人生の孤独と、生死の意味と男女。
手紙でこれだけのものを語るってのはかなり難しいのに、宮本さんはばっちりと仕上げている。流石の一言。
もう少し年を取ったら、違った意味で面白くなるかもしれない作品。
愛し合ってた夫婦が不幸な事件で別れ、そして再会し、手紙を交換し始める。
語られなかった過去を、見つめ直すことで、停滞している現在や未来への希望が出てくる。
過去を見つめ直し、今を考え、未来を思い描く。そんな当たり前ことなんだけど難しいことを教えてくれる作品。
十年後にまた読み直したいと思った。