キャンベルスープ | Lin's Times

キャンベルスープ

ジョセフ・キャンベルが、ニュージャージーの工場で、ジャムやゼリーなどを缶に入れて売り出したのが1869年。

1897年に共同経営者、アーサー・ドーランスの甥のジョン・T・ドーランス博士が世界初の缶入り濃縮スープの研究を始め、2年後世界に発表した。

1900年のパリ万博に出品され、金賞を受賞。

パッケージ中央に印刷されているメダルはこの時のものである。

市場を読む上手さと経営手腕を兼ね備えたものドーランスは、キャンベルを1915年には年商1500万ドルを稼ぐ企業に成長させた。

1962年、アンディ・ウォーホルがポップアートの題材にキャンベル缶を使用した。

冷凍食品やレトルトが出回る前の調理済み食品はもっぱら缶詰が活躍していた。
キャンベルは、家事が短縮される時代の主婦の強い味方として人気を得ていた。

ところで、引用され、パロディ化されることで、そのイメージとシンボル的意味合いを増長させていくのが、20世紀の大衆商品の一つの宿命だが、キャンベルもまたポップアートの旗手に採用されることで、さらにそのイメージとポジションを拡大した。

ポップアートが好んで取り上げる対象は、モンローであれ、コカコーラであれ、あまりに大衆的であることで、

「ありきたりの」

「どこにでもある」ものが多い。

その「ありきたり」の持っている巨大な意味が、そのことによって新たに刻印されるのだろう。