最近、中国語の発音ピンインを学ぶ動画を作ってみました。全部で10課があります。講師は、私と語林の謝先生です。
この動画シリーズは次のよう特徴があります。
1・ピンインの仕組み
多くの参考書で、ピンインの仕組みを「子音+母音」と教えています。母音の中に「二重母音、三重母音」などたくさんあります。じつは、これらの数多くの母音は、介音(i u ü)と他の母音と組み合わせてできたものです。介音を分かると、覚える発音の数は減るだけではなく、そのように発音する理屈も分かります。
台湾で使われる注音符号は、「子音+介音+母音」の形を取っているので、この方法を使えば、ピンインと注音の対応関係も分かります。
2・手を動かして四声を覚える方法
四声のポイントのひとつは高かにあります。高い一声と低い三声が分かれば、好吃 hǎo chī を「低い、高い」の形で読めばいいです。
また、手を使って一文の四声をイメージすれば、中国語の抑揚が分かります。(第2集)
最後に、間違えやすい四声の組合せを発音するコツをひとつずつ紹介しています。(第10集)
3・3つの「i」の説明
ピンインでは、3つの異なる発音を i で表しています。とくに、巻き舌音zhi chi shi ri の i はほとんど発音しませんが、 i と書かれているので、誤解を与えてしまいます。台湾の注音符号の中で、zhi chi shi ri は子音のみです。(第6集)
これらの理屈を分かると、発音も早く上達できるのでしょう。
ぜひ、語林の中国語発音ピンイン講座を1~10までゆっくり見てください。