言語が違うと、思考パターンが異なる。

中国人が当たり前のことと思っていても、
日本人の学習者が理解するのに時間がかかることがよくある。
上級者になっても違和感が残っている。
こういう思考の「盲点」が考えられる

たとえば、「他说汉语说得很好」という「说」を二回使う文。
多くの方は最初習ったときになじめなかったそうだ。

もっと言えば、「我们去新宿吃了一顿饭」を教えたとき、
よく学生から「動詞を2回使ってもいいの?」と聞かれます。


なぜ、なじめないか。

私が思うには、日本人の子供は、こう言います。
「○ちゃんはね、新宿に行って、ご飯を食べたよ。」
この子供言葉は、中国語の発想に似ている。

成長するにつれて、このような言い方はだめとされた。
そして、「きちんとした言い方をしないといけない」という指令が脳にある。
中国語を習うときに、その指令が働いているのかもしれない。

中国語を理解するとき、

この点を、次のように理解したらどうでしょう。

「一般論的な話題(大)から具体的な話題(小)へ」話をもっていく


このように考えれば、動詞を二回使う文はおかしくないだろう。

  一般論    具体的

他  找书    找了一个小时。
他  去北京    去过三次。
他  玩游戏    玩到12点。
他  找书    找到了。


思考パターンを変えてみると、中国語の感覚を掴みやすくなるかもしれない。