安倍元総理の辞任劇から怒涛の総裁選。
政治ってほんと何があるのか分からない。
今のところ形勢は福田さん有利となっているけど、どうなるんだろう。
私は小泉内閣で官房長官を務めていらっしゃった頃から福田さんには親近感を抱いていて、
アジア外交に対する考えなども大いに共感できるところがあるから、
この流れのまま総理になっていただくのは申し分ない。
だけど、麻生さん優勢から一晩での形勢逆転、派閥の大移動には異常なものを感じる。
あの時点でまだ政策も発表していなかったというのに、
国会議員の皆さんは一体何を持って支持を打ち出したのか。
と、言ったら派閥による影響としか言いようが無い。
もちろん、派閥が完全に悪いわけじゃないと私は思う。
オープンに話し合いをして、その中で私たち国民にとってベストな総理を選んで貰えるというのなら、
派閥だろうがなんだろうが私はいい。
だけど、どう見てもあれは国民のためなんかじゃない。
派閥の中で優遇されるため、選挙に勝つため、重要なポストに就くため、
そういった議員の個人的な利益によって支持者を決めているようにしか見えない。
大体、額賀大臣も、町村外相も、立候補するんじゃなかったのかよ!!!
説得されてんじゃないよ!!!
自分がやりたいって気持ちがあるんだったらやってくれよ!!!
と、まあそう思ってしまうのも無理は無いでしょう。
でも、福田さんも福田さんだ。
自分から自発的に立候補しようという姿勢はあまり見えなかった。
周りの状況を慎重に見て、お膳立てしてもらって安全確認してから立候補したという感じ。
それに次から次へと派閥の代表者や大臣と会談して説得に回っていたのも、
なんだか余計に派閥政治を助長しているように見えて、
福田さん支持の私でもさすがにあれには冷めてしまった。
その麻生さんは小派閥で他派閥の支持もろくに取り付けられないと分かっている状況で立候補し、
なんだかとても頼もしくも感じられる。
だけど、同時にあの安倍さん辞任からこの総裁選までの流れはどうも麻生さんが謀ったもののようにも、
感じられるんだよね。
まあ、もちろん前々からテレビのバラエティ番組に出演するなどして、
首相の座を狙っているのは見え見えだったわけだけれども。
あれはなんだかやり方が不味かったよ。
なんだか胡散臭い感じが拭えないよね、やっぱ。
それで福田さん支持に一気に流れた部分ってのもあると思うし。
それと、麻生さんは国民(特に若い人)から人気があるけど、
何を持って麻生さんを支持しているんだろう。
なにやらニュースでは、秋葉原で「オタクの皆さん」と呼びかけた事をきっかけに
人気が出た、みたいなことを報道していたけど、それってただのイメージ作りというか、
麻生さんの戦略でしょ?
それにほいほいと乗っかっていいものなんだろうか。
麻生さんは確かに歯切れよく喋るし、人柄もよさそうには見える。
だけどそれと政治とはまったく別の問題でしょう。
やっぱり政策によって誰を支持するのか私たちもしっかり見極める義務があると思う。
喋り方が好きだから、とか勢いがあっていい、とかそんなんで支持しますって言っていいものかどうか。
国民がそんなんだといくら派閥政治が横行していても、さして文句を言う筋合いもない気がするんだけどな。
まあ、そういう私も麻生さんは嫌いじゃない。というか、好感はもてる。
でも今回は福田さんかな。
麻生さんはまだ若いし次があるでしょう。