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(※この記事は課題更新時にトップに上げます※)

中途半端な書きかけ文が(書けなくなって)増えてきたので何とか書ききるためのリハビリ。
しょーとしょーと。

ジャンル→FE覚醒
カプ→基本フレルフ、でも雑多にいろいろ、のつもり
※ネタバレ考慮しません。

お題配布元様→恋したくなるお題 配布


カップルな二人のお題
01. 何度も言わせる惚れ台詞
02. 栄養補給の手段は…    フレデリク×ルフレ 2012.11.21
03. 痛い所はキスで消毒    フレデリク×ルフレ 2012.11.23
04. 1ミリの隙間も空けたくなくて
05. 口移しなんて当たり前?    フレデリク×ルフレ 2013.2.14
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目次
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「……?」

 ルフレは、鼻をくすぐる甘い匂いにぼんやりと目を開けた。

「お目覚めですか。丁度よかった」

 横手からそんな声と、かちゃりと微かに陶器の鳴る音。
 ルフレがつられてそちらを見ると、果たしてそこには彼女の夫。サイドテーブルに盆を置いて、ルフレの額に手を伸ばす。
 ひやりと大きな手が触れて、ルフレは眼を閉じた。その冷たさが心地よい――と。

「少しは下がったようですね。……無理をなさるからですよ」

 ルフレは僅かに咎める様なその言葉に、そうだ、自分は熱を出して倒れたのだと思い出す。
 それから目を開けてフレデリクを見た。

「……はい、ごめんなさい」
「これに懲りたらもう無理はしない事です。
 起きられますか?薬をお持ちしましたが」

 無理をするなとはよくも人に言えたものだと思ったが、先に倒れた身としては反論もできない。口答えはぐっと飲み込んで、ルフレはええと答えると身を起こした。
 フレデリクは先ほど置いた盆からポットを取って、同じく手にしたカップに注ぐ。盆の上には他に小さなろうそくと、そのホルダーなのかポットの底より少し大きめの筒が置いてあったが今は使わないらしい。なんだろう、とルフレは思ったが、差し出されたカップの中身に仰天してそれどころではなくなった。

「なんですか、これ」
「ですから、薬ですと申し上げましたが」
「薬ですか?液体としてはあまり見ない色ですけど」

 カップの中身は黒に近い茶色の見るからにどろりとしていそうな液体だった。
 薬と言うよりも毒だと言われた方がまだ納得できそうだ。
 まあ彼が持ってくるものが毒である訳がないので、これは正しく薬なのだろうと言うのはルフレにも判る、判るのだが。
 病人とは得てして我儘なものである。

「……いりません、寝てれば治ります」

 突き返されたカップに、フレデリクは渋面を作る。

「我儘を言わないで下さい。本当にこれは薬なのですよ?
 それに、飲みなれない人にも飲めるような調合になっていますから、大丈夫です。
 さあ、ルフレさん」
「いやです、そんな得体の知れないもの……そんな見た目なのにいい匂いがするなんて何かの罠です!陰謀です!」
「なんですかそれは……」

 ついにそっぽを向いたルフレにフレデリクは呆れたように大きくため息を吐いた。
 しばらくルフレを見つめて、折れる気配のない彼女にもう一度溜息を吐く。

「……ルフレさん」
「何と言われても飲みませんったら飲みませ……!?」

 突然の事に、ルフレは眼を白黒させた。
 す、とフレデリクの手が伸びて顎を捕えられたと思ったら、次の瞬間にはフレデリクの方を向かされていた。反論も許さないまま、フレデリクは己の唇でルフレのそれを塞ぐ。

「んー……!?」

 ただの口づけではなかった。ルフレの口に、甘くそれでいてほろ苦い味が広がる。
 『薬』を飲まされたのだ、と思ったが、さして抵抗できないままルフレはそれを飲み込む。
 ルフレの喉が鳴ったのを認めて、フレデリクは彼女を開放した。

「……酷いです、フレデリクさん。無理矢理なんて……」
「悪くない味でしょう?」

 ルフレの抗議をさらりと流して、フレデリクは己の唇を舐めると、にこり、と微笑みかけた。

「残りも、飲んでいただけますね?これでも少々骨を折ったのですよ」

 再度差し出されたカップを、ルフレは少し憮然とした表情で、今度は抵抗せずに受け取った。
 カップを覗き込んで、フレデリクを見上げ、それからカップに口を付ける。
 一口飲みこんで、ルフレは息を吐いた。

「……甘い、です」
「お気に召しませんか?」
「……いいえ」

 ルフレが極々小さく『おいしいです』とつぶやいたのを聞き逃さずに、フレデリクはもう一度微笑んだ。




しょこらしょー一発書き!
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お題配布元様→恋したくなるお題 配布

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 フレデリクが小さくため息を吐いて目頭を揉んだのを、隣に並んで立っていたルフレは見逃さなかった。
 彼女は夫の珍しい行為に、心配気に彼を見上げた。

「お疲れですか?」
「ああ……いえ」

 フレデリクはこほん、と一つ咳払いをして取り繕うように妻に微笑みを向ける。

「見苦しいところを。申し訳ありません」
「いいえ。どうしたんですか、珍しいですね」
「書類を見過ぎたせいか少し目が痛かったのです。
 大したことはありませんから、ご心配なく」

 そのまま仕事に戻ろうとするフレデリクに、ルフレは憮然としてその袖を引いた。

「……何か?」

 書類から目を離して再び視線をルフレに向ける。
 ルフレは眉を吊り上げて言った。

「少し、屈んで下さい」
「?……はあ、こんなものですか?」

 ルフレの命令に従って、フレデリクは少しだけ身を屈めた。しかしルフレは首を振る。

「もう少し」

 訝しく思いながらもフレデリクが彼女の言葉の通りにすると、ルフレは少し微笑んだ。
 屈んだフレデリクの胸元に手を添えて爪先で立つと、そっと瞼にキスを落とす。
 両眼に柔らかく触れて、身を離した。

「痛くなくなるおまじないですよ」

 言いながら、ルフレは一本立てた指で自分の唇を押える。
 フレデリクは瞠目しながらルフレの唇が触れたばかりの瞼に触れて、それから一瞬だけ目を閉じると再び開いて、ふっと微笑む。

「癒しの杖より効果のあるまじないですね。ありがとうございます。
 また痛むときにはお願いしたいほどです」
「ええ、いつでも言ってください」
「……お前ら、俺の事忘れてるだろ」

 主君のぼやき声に、二人は揃って不思議そうな表情で彼を振り返って見た。

「忘れてなんていませんけど……?」

 ルフレが心底不思議そうに応える。
 いちゃついている自覚もないのかという主君の心情は、ただ彼の大きなため息によってだけ示された。


この二人については基本公私ぎっちり分けてる方が萌えますが、
たまには無自覚ナチュラルにいちゃついててもいいかなと(ダメです)

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お題配布元様→恋したくなるお題 配布

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