第46話 借入返済額とキャッシュフローのバランス | マネーマネージャ―の家計簿

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渡邉一史(わたなべひとし)大阪市在住の29歳。プレジャーサポート株式会社で、財務コンサルタントとして日々奮闘しております。

ええ、確かに目は細いですが、会社の決算書は隅から隅まで見えてますよ。会社の財務の事ならお任せください。

おはようございますニコニコ

 

 

毎週金曜日は財務を勉強しましょう!!

 

 

今日は借入返済額とキャッシュフローのバランスについてお話しさせていただきますニコニコ

 

 

といっても、難しい話をするわけではなく、、

 

 

入ってくるお金から経費や設備に充てるお金を差し引いて残ったお金が借入返済額よりも多ければ、会社は健全にまわっていきますニコニコという事をお伝えしたいだけです!!

 

 

バスタブをイメージしてもらえれば、わかりやすいかと思います音譜

 

 

 

どれだけ蛇口からお湯を入れても、栓が全く閉まっておらず、お湯を入れた以上に

流れ出てしまっていたら、バスタブにお湯は全く溜まりません笑い泣き笑い泣き

 

 

 

借入金額とキャッシュフローのバランスを合わせるには

 

①蛇口から入れるお湯の量を増える⇒売上を増加させる

 

②お風呂の栓を締める⇒借入返済額を減らす

 

の2つの方法がありますが、今日は②のお話しです。

 

 

例えば、ある会社が1年間で生み出す営業キャッシュフロー(事業活動によって生まれた現預金)が300万円だったとしましょう。お給料など事業活動にかかる経費も全部差し引いて残る現預金です。

 

 

その会社の借り入れ状況が以下のようだったら、どうでしょう??

 

①現在残高300万円、毎月返済額10万円

②現在残高1200万円、毎月返済額25万円

③現在残高300万円、毎月返済額5万円

 

 

 

 

この場合、年間で返済しなければいけない金額は(10+25+5)×12=480万円となり、

 


入ってくるお金=300万円

出ていくお金=480万円

 


となっている為、理論上は返済できないわけです笑い泣き笑い泣き

(実際は①手許にある現預金を取り崩して返済する②返済するお金を借りる等を行い、返済します)

 

入ってくるお金が180万円増えれば良いんですが、そんな簡単には増えませんガーンガーン

 

 

 

そこで、今の借り入れの見直しを行うわけですニコニコニコニコ

 

 

 

リスケ”なんて言葉を耳にされた事があるかもしれませんが、

 

 

金融機関にお願いすれば、借入返済額を減らしてくれます(絶対にではありませんが)

ただしデメリットは2点あります。


 

①今後、新たな借り入れは厳しくなる

②返済を”猶予”するだけなので、根本的な解決にならない

 

 

なので、あまり単純なリスケはお勧めしません笑い泣き

 

 

そこで、借り換えを行う事によって借入返済額とキャッシュフローのバランスを合わせるというテクニックがありますニコニコ

 

 

例えば先程の

 

①現在残高300万円、毎月返済額10万円

②現在残高1,200万円、毎月返済額25万円

③現在残高300万円、毎月返済額5万円

 

 

残高2,000万円、期間7年で借り換えると

 


毎月23.8万円の返済額、年間では約286万円の返済額となり、


入ってくるお金=300万円を下回る為、会社の資金繰りが回るようになりますねニコニコ(おまけに①+②+③の合計は1,800万円なので、2,000万円で借り換えできれば、手許資金は200万円

増加しますね音譜

 

 

 

 

 

ただし、金融機関との交渉にはテクニックがいりますので、ご関心のある方は渡邉までご相談くださいませニコニコ