3月13日(金曜日) 目黒区主催の[食品保健講座]に参加してきました。

会場には200人が集まり印刷物や座席が足りなくなり、
係の人はバタバタと対応に追われていた。
そんな落ち着かない中で、私は一番後ろの席で聴講。

講師は、日本食品分析センター栄養科学部油脂分析課 深谷直子先生。
始め、分析センターの説明があり、のち本題に。

今、食品分析で依頼が多いのは、放射能、異物混入、栄養分析で、
これから増えていくのは、機能性分析、だそう。

食品表示が4月~変わるので、
これに合わせて「機能性」の表示もかなりあやふやになってくる模様。

ただでさえ幾つもの省庁に分かれ、複雑化している表示法。

把握して選択している人がどのくらいいるのだろう。。。
(と、これはさておき)

油脂の化学構造から始まり、様々な脂肪酸の説明。
二重結合がもたらす、酸化や栄養について。

話題の脂肪酸をいくつか紹介、
⚪トランス脂肪酸
⚪オメガ-3脂肪酸
⚪中鎖脂肪酸
その他、DHA.EPAについても構造式を交えて、とても分かりやすい説明だった。

特に、トランス脂肪酸の構造は
二重結合の反対側に炭素と結合している「トランス体」からなるもの。
これは、二重結合が切れることにより、固い油になり
溶ける温度も様々だと言うこと。

ショートニング、マーガリンなど水素添加した加工油は、
固さも様々で日常的な利用はかなり多い。
「マーガリンはバターより健康によい」と、未だに思っている人も多いのは確か。
最近では、トランスフリーの商品も見かけるが、
まだまだトランス脂肪酸についての認識や弊害は、浸透していない。

今回の講座、とても科学的な内容で勉強になったが、
これは、市民対象の健康講座。
最後の質疑応答で、案の定不満を抱く声が出ていた。

「天ぷら油はどの程度もつのか」
「酸化した油は即やめた方がいいのか」

「私は日常の油について、もっと知りたかった」
・・・う~ん。確かに。
市民の方々は、もっと生活に密着した話が聞きたかったのだろう。


結論:

⚪油は、光に最も弱い。
 保存するときは、透明な瓶よりも中の見えない物に移し替えよう!

⚪酸化した油は極力食べないように
 臭いが出たらやめましょう!

⚪ゴマ油は天然の抗酸化物質(ゴマリグナン)を持っているので
 酸化しにくい。

⚪油は早めに消費しましょう!

油は加工品、透明になるその過程に色々な添加物が含まれていることも
知っておきたい。
油選びのノウハウなどももっと知りたかったけど、
分かりにくい化学構造が何となく理解できたから良しとしよう。


この後、場所を三軒茶屋に移し、夜は別の講習会へ。

時間つなぎに、カフェで

お世話になった人に手紙を書く。

時間に無駄がなく、有意義に過ごせた日は何だか嬉しい。


夜のセミナーの報告はまた後ほどアップ