私の大切な友人の一人に、イタリアンをしているシェフがいる。

彼の料理は、普通のイタリアンよりかなりソフトである。

まず殆どニンニクを使わないので、いつでも食べられる。

そしてお家でも真似して作れそうなのだが、実はもっと奥が深いので、到底足元にも及ばす・・。

10年ほど前、知人に「是非、Noirちゃんに紹介したいお店がある」と、言われ彼のお店に行った。

お世辞にも、お洒落とも綺麗とも言えない居酒屋のような造りのお店(なんでも居抜きで借りて改装もな

にもしていないらしい)は、とても期待など出来るはずもなかった。

ところが、彼の料理を食べて依頼すっかり彼のファンになってしまった。

絶妙な塩加減、絶妙な火入れ、絶品のパスタ等々。。。

私はごく親しい人にしかこの店を教えなかった。

シュチュエ-ション重視には到底向いてないお店だし、なんかこのことをヒミツにしておきたいような快

感があった。

それから10年の間、彼の元にどれだけ通っただろう。

プライベ-トでもしょっちゅう飲み歩き、美味しいお店があれば一緒に行き、お料理の話、ワインの話、

そしてお互いの恋愛についても、何でも話せるいつのまにか大事な友人になっていた。

そして昨年暮れ、この長い付き合いの結果なのか私は彼と仕事でコラボすることを決めた。

彼をメジャ-にしたい・・・・

彼のメジャ-デビュ-の場を、私は提供した。

彼も自分の人生の転機をここに決めた。




私には、もう一人大切な友人がいる。

彼は、カリフォルニアワインのスペシャリストであり、私の師匠。

色々教えてもらっているのだが、今だ足元にも及ばず。。

彼は非常に色んなことを見る目がシビアで、厳しい!

同い年なのに、いつも私は全否定され叱られている(笑)

私は是非シェフの料理を一度食べてもらいたいと思っていたのだが、やっとその日が訪れた。

そんな彼が、シェフの料理を食べ、褒めてくれたことがこの日一番嬉しかった。

私は、最近彼と会う機会が多いので、彼が社交辞令で言ってるか心からそう思ってくれたのか、分るので

す!

私は、凄く嬉しくてシェフに仕事が終わったら合流しようと誘った。

・・・・・ところが、合流してくれた頃にはすっかり出来上がっていた私は、結局家まで送ってもらったであ

ろう事以外、まったく覚えていない(>_<)

しかも、車から降りてコケて左手の肘の筋をやられてしまった(泣)

おまけに全身打撲で、痛い!

きっと、色んな角にぶつかりながら、ベッドにたどり着いたのであろう。。。

こんな、いつも最後はだらしない私と遊んでくれる二人の大切な友人に心から感謝すると共に、見捨てな

いでね~と、いつも思っている。