クレヨンしんちゃん | 加トきち日記

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本日6月29日放送分の「クレヨンしんちゃん」にて、

主人公野原しんのすけの声を担当されていた矢島晶子さんが、

しんのすけ役を降板されます。

 

理由は、しんのすけの声を持続するのが困難であるためとのこと。

ネット上では、

「小さい頃からずっと見てきただけに寂しいやっぱり」

「しんちゃん=矢島さんでした。本当にお疲れ様でした泣」

「既に淋しくて泣いてしまいそうです」

などなどの声が上がっているようですが、オレの想いはまた少し違います。
 
「クレヨンしんちゃん」、思い返せば20数年前…
クレヨンしんちゃんのTVアニメ放送がはじまってしばらく、
放送開始当時はしんのすけが母親のことを名前で呼び捨てたり、
人前でパンツを脱いで、”ぞうさん”を晒すなどの行動や、
作中のブラックユーモアなどから子供に悪影響を及ぼしかねないとして
社会問題に発展したりするなどの衝撃的な作品でした。
 
 
でもオレが受けた一番の衝撃は、しんのすけの声でした。
 
おもしろい声色だからとか、そんな単純な話ではありません。
この想いを文章として表すための言葉を知らない自分がもどかしいほどに、
言い表すことができない矢島晶子さんの『声の魅力』に、感じたことのない衝撃を受けたんです。
 
そして、その当時、別の作品で矢島晶子さんは可愛いヒロインの女の子の声も担当されていました。
さらに別の作品ではクールな女の子、また別の作品ではしんのすけとは全く違った純粋な男の子!
なにこの七変化!?これ本当に全部同じ人!?
 
 
声ひとつで様々なキャラクターを演じ分けていく矢島晶子さんに、感動しました。
そしてそこから声優という職業を知り、声優と呼ばれる人たちを知り、声優の世界を知り……
気がつけば声優の魅力に取り憑かれていました。
 
自分の声でも、そんなに人の心を動かすことができるだろうか?
声だけで、いろんなものになれるだろうか?
声で伝えたい。声を伝えたい。
それから、自分も声優になりたいと思うようになりました。
 
そうです、今の自分がいるのは、矢島晶子さんがはじまりだったのです。
矢島晶子さんの野原しんのすけというキャラクターが原点だったのです。
 
 
矢島さんのおかげで、「クレヨンしんちゃん」からは色々な想い出をいただきました。
数え切れないほどの夢を見させていただきました。
まさに人生のターニングポイントです。
あの時、「クレヨンしんちゃん」に出会わなければ…
矢島晶子さんがしんのすけの声を担当されていなければ…
今の自分はいなかったと思います。
矢島晶子さんの野原しんのすけに出会えて、本当に良かったと思っています。
 
 
まことに個人的で勝手な話ですが、しんのすけと矢島晶子さんにはそんな特別な想いがあります。
矢島さんが降板されてしまうのは残念ですが、
心から矢島さんにはお礼を申し上げたく思います。
素敵な夢をありがとうございました。
 
そして、永い間、野原しんのすけ役、お疲れさまでした。
これからは、また新しい野原しんのすけが、今の子供たちに新しい夢を与えてくれることと思います。