最初の不登校
5年生の頃ですが、6月末頃からかなり本気で嫌がり始め7月には体の不調がかなり続き最後には腕も曲げられないほどに蕁麻疹が出てもうすぐ夏休みなので休ませようか…と長期化することは想定せず休ませる決断をしました。
夏休みの林間学校は行かず…
9月に入ったけど行きたくないと突っぱねて動きません。
理由は行きたくないから、の一点張り。
行けなくなってから担任の先生は時折連絡帳を持ってきてくれたりしていましたが、2週間連絡帳も電話もなく放置された時はさすがに熱く怒ってしまいました。
学校へ来て欲しいとかどうにかできたら…そんな気持ちはないんですか? って
今振り返れば求めすぎかなと思うのですが、不登校初期はこちらも余裕なし
心は荒れ狂ってますので(不安や心配で埋め尽くされてる)放置されたことにめっちゃ怒ってしまい、学年主任と2人で謝罪にきてくれました。
翌日には教頭先生も謝罪にきてくれました。
そこから長男の友達が遊びに来てくれた時に「なんでなんやろー」って軽く聞き取ってみると「いつも先生に怒られてるから嫌なんちゃう?」と。「よくみんなの前で怒られてるよ」
怒られてる?!
なんで?!
牛乳が嫌いだけど無理やり半分までとか半分飲めたら次は1本!とか
委員会の忘れ物が続いてたので怒られてるとか
牛乳に関しては無理強いはやめて下さいと家庭訪問でも話したのに
忘れ物が続けば家に連絡くれれば家でも声掛けしたりフォローしたりしたのに
本人は何も言わないけど辛いことがやっぱりあったんだ…と悲しいやら悔しいやら
原因なんてどうにでもできたことじゃないか!!と
牛乳なんて飲まなくても十分育ってるし忘れ物のフォローは家とも連携してフォローできたことなのに 学校へ行けなくなるほどに追い込むことなの?!
それを怒るということだけで対応した担任の先生
今となればそれはきっかけに過ぎなくて根本的にうちの子は学校と相性が合わないんだろうなと思っていますが
この頃は先生に不信感しかなく怒りで辛かったです。
うちでクラスメイト誘ってみんなでゲーム大会をするとゲーム好きな担任が企画して3回位、クラスの男女8人位と担任とでゲームをしましたがほぼうちの子は入りきれず1人パソコンを触ってたりうちの子のDSを他の子が使ってたり… みんなの輪に入れてないうちの子を
担任ではなくある男の子が 「 ○○もやろうよ、今の闘いが終わったら○○のDS返してあげて、○○がやるから!」と仲間に引き込んでくれて皆とゲームしていました。 子供の力ってすごいなぁと感激。 周りのこと、人のことが考えられるその男の子はとても優しくて長男も大好きな友達です。
この頃は私も初めての経験でそして辛くてめちゃくちゃ自分を責めました。だって専業主婦でここまで長男を育ててきたのはほぼ自分です。
なにがいけなかったのだろう。原因探しに明け暮れて自分を責めて責めて あの時こうしていれば良かったのかな、この時こうしていればよかったのかな、幼稚園ではなく保育園にしてればよかったのかな、、、本当に考えてもどうしようもないことをたくさん考えました。そうして自分を責めて眠れなくって泣くつもりもないのに涙が溢れて止まらなくなり自分で自分の感情がコントロールできなくなりました。そして夜も眠れなくなって思い切って1人で心療内科へ行きました。
待合室でも涙が止まらなくてしくしく泣いてると
看護師さんが中待合室へ連れて行ってくれて「ここで待ってていいですよ、大丈夫ですか?」と優しく声をかけてくれました。
軽い鬱状態で軽い睡眠導入剤や安定剤をくれました。この頃は結構興奮状態が続いて精神的にヤバかったです。 普通に物事判断したり過ごすことできなくて物忘れ?が酷くてお鍋を真っ黒にしたこともあるし通帳がなくなったと焦って泣いて騒いだり… 本当にこの頃は地獄でした。姉や妹が仕事休みの度にうちへ来て洗濯物や掃除など家事を手伝ってくれたり病院へ連れて行ってくれたり。感謝ですね。とても助けてもらいました。
このまま家でいても…と考えてあれこれ調べて地域の不登校児の受け入れ先を見つけて電話相談、見学、面談、通所ということになりました。そこは市の教育委員会が運営してるのでそこへ行った日は出席日数になるのです。(そういうところがあるなら学校から案内して欲しかった…1人で探して電話してそうして動いてる間も辛かった、ほんとに不登校児の親は孤独、周りのフォロー大事)
小学生は1人で中学生ばかり。それも体調不良やらなんやかんやで通えない子が多く2,3人なことが多かったです。
お弁当持参で勉強時間、アナログなゲーム時間、体育館で体を動かすなどして過ごしてました。
3月の中旬校長と面談。不登校になってから2学期3学期とありましたが、一切校長とは面談なし。
それがまずかったと自分でも思ったのか面談時は低姿勢。
そして6年生になるにあたって全面フォローさせてもらいます。
同じクラスにして欲しい子、別のクラスにして欲しい子、担任の希望、全て聞き取らせて下さい! と。
そして6年生
初日、「とりあえず行ってみて嫌ならまた考えよう。 まずは行ってみないといいも嫌もわからないから。」
素直に長男行きました。
そして6年生は時折休んだり遅れたり早退しながらもほぼ通いきりまして、運動会や修学旅行などの行事も参加でしました
卒業式感動ですよね。 みんな6年間色々あったと思う。 それでもこうして立派に卒業証書を受け取って巣立っていく。 感激です
長男、卒業証書を受け取る時に校長先生と何か喋ってる。
どうしたんだろう?!
まさか! お世話になりました!みたいなこと言えてたりするの?!
そんなにしっかりしたの?!
卒業式終わりで長男に声掛けしてくれてた先生に話を聞くと
「お腹が痛いです。トイレに行ってもいいですか?」と卒業証書受け取りながら校長先生に相談してたそうです笑笑!! さすが!

あの場面で校長先生にトイレの相談
校長先生も後で「あの場面で私もどうしようもないので壇上から降りてから○○先生に言ってごらん」と声をかけたと困惑してました。
感動でそして面白い卒業式でした。