「月と蟹」道尾秀介 | 紆余曲折迷走結婚生活

紆余曲折迷走結婚生活

家も完成し、漸く夢っちんと暮らし始めました。何とか、日々、穏やかに過ごせたら・・・と思う毎日です。

読後感、悪。。。。。


そういえば、深夜に、後味の悪いオムニバスサスペンス・・・って番組あるの。
やるせなーい気分になるのは嫌なので、珍しく見てないんだけど。
(新番組始まると、いつもなら2回までは見るんだけどね)


父親が癌で亡くなり、母の実家に引っ越しをしてきた慎一。
クラスには、母親を慎一の祖父・昭三に殺されてしまった鳴海がいた。
クラスメイト達に無視される中、同じ転校生の春也とその鳴海だけが話しかけてくる。
父親に日常的に暴力を受けている春也。
鳴海の父親と、内緒でデートを重ねる母。
慎一と春也は、裏山に秘密の場所を作り、海で捕ったやどかりを飼う。
やどかりを「ヤドカミ様」と呼び、炙り出して焼き殺す。
そうする事で、願いが叶うような気がするのだ。
実際は、お互いの願いを、分からないように叶えているにすぎないと分かっているのだが。
だが、鳴海が加わった事で、友情は歪み始める。


小学生の無垢で残酷な遊びに、先ず気分の悪さを覚えた。
リアルだからかねー。
とにかく暗い。
救いは、昭三の存在。
要所要所で、いい味を出している。
まあ、昭三の存在が、残酷な遊びへと導いてはいるんだけどね。
場所を教えたのも昭三だし。
時に失言もあるけど、良いタイミングで良い事も言う。
「あんまし腹ん中で変なもん育てるなよ」


直木賞って、どうやって決まるんかな。
同じ道尾秀介作品なら、絶対、以前読んだ「ソロモンの犬」の方が良かった。
今回受賞の葉室麟さんのは、かなり異色らしい。
こうなってくると、ちょっと読むのに覚悟が要りそう。



わん