前回に引き続き、 今回もテレビで紹介された「行列の出来ない激うまラーメン」のお店です。色々な人から、この番組で紹介されたラーメン屋のことを聞かれるのですが、紹介された19店舗の内、実際に食べたことがあるのは7店舗のみ…。存在すら知らない店もありました。さすがに喫茶店のラーメンとかは押さえてないですわ。



今回は先輩Y氏が「白濁したスープから澄んだスープに変わった!」と気になっていたお店、「ラーメン大至」の紹介なんですが、平日の14時(閉店15時)に行ったところ、なんと材料切れで閉店!!うぅ、テレビの影響力は凄いです。



しかしながら、実はワタクシ、以前からこのラーメン屋は結構通ってまして、自分の行動範囲内&並ばなくて済むお店として、割と重宝してました。いつも書こうと思って書くのを忘れていたお店のひとつなので、いい機会だから書いちゃいます。ちなみに訪問日は、8月下旬の平日です。




ラヲタ、それはメタボに至る病。



ラヲタ、それはメタボに至る病。



場所はJR御茶ノ水駅から聖橋を渡って湯島方面に向かい、大通りの二つ目の通り沿い、ってとこです。通りの向かい側に「天神屋」があります。もちろんラーメン屋さんですよ。



店内は長細いカウンター席で、「ラーメン大至」のこだわりの薀蓄が書かれた小冊子が置いてあります。




ラヲタ、それはメタボに至る病。


この説明書きに、「白濁したスープから澄んだスープに変わる」工程が詳細に書かれています。これはワタシもラーメン食べ歩きを始めてからずっと思っていたことなんですが、



ラーメン業界の言う「清湯」は、中華料理で言う「清湯」と異なることが多い。



ラーメンの雑誌ですら大半はそうなんですが、ただの「澄んだスープ」を「清湯」として使ってますけど、これは違うと思います。つまり、ラーメン業界の「清湯」は、ただ低温で濁らないように取っただけのスープであることに対し、中華料理の「清湯」は、様々な動物系食材を強火でガンガン煮込み、鶏胸肉のミンチなどを使ってアク抜きをし、さらに漉したりして半透明でキレイなスープに仕上げるわけです。単純に、前者と後者では濃厚さが圧倒的に違います。



このスープの取り方は結構メジャーな調理法なんですけどね。家庭の料理本とかにも紹介されてたりします。





ラヲタ、それはメタボに至る病。

☆ラーメン(650円)




先ほどの「清湯」の説明以外にも様々な薀蓄が書かれているわけですが、それを読んだ上でこちらのラーメンを頂くと、





うん、フツーのラーメンでしょ、これ?




ていうか、この押し付けがましいといえる薀蓄が否応にもこのラーメンに対するハードルを上げてる気がする…。お店としても昔ながらの普通のラーメンを目指しましたって薀蓄に書いてるくらいだから目標は達成できたかもしれませんけど、逆に昔ながらのラーメンでそんな仰々しいことする必要あるのか?と思ってしまいます。




スープは動物系の旨みがじんわりと口の中に広がり、それを醤油タレでまとめた感じです。ちょっと油が多めだけど、甘いとか辛いとかしょっぱいとか、そういう突出したところのないレトロなスープに出来上がってます。




麺は浅草開化楼の麺で、中細ストレートの丸っこい麺ですね。麺肌もキレイで心地よい噛み応え。丁寧に麺茹でしてますな。




具は昔ながらのラーメンにふさわしいものばかり。こういうオールドタイプのラーメンにナルトは映えますよね~。半玉も味付け玉子じゃなくてただのゆで卵なのもこのラーメンのコンセプトのひとつなのかな。チャーシューだけは現代的手法の調理で、低温調理。でもこの手のチャーシューも東十条の「ほん田」のチャーシューを食べてしまうと、どうしても比較しちゃって私的評価が上がらないです。このチャーシューのことも薀蓄にあるんですけど、そこまでのものか?と思ったのは事実です。




少々、手厳しいことを書いた感じはありますが、ラーメンとしては美味しい部類に入ると思います。ただ、特徴が無いものですから、記憶に残りづらいラーメンだと思ってます。その最大の原因は、




ウリである清湯スープに濃厚さが足りないから、普通に取ったスープとあまり変わらない印象を持つ



ことでしょうな。ずばり、スープに使う食材の量が足りない気がします。もっと大量の動物系食材を使わないと濃厚さはでないでしょう。こういうオールドルックスのラーメンの中では濃厚なスープだとは思いますけど、劇的に異なるほどでもないと思います。



まあ、この内容だったら庚申塚の「昭和歌謡ショー」 の方がワタシは好きです。それでも、この「ラーメン大至」も十分美味しいですけどね。実はこの店の限定ラーメンは出来がいいものばかりで、それを食べにちょくちょく来訪してるんですけどね。お近くにお住まいの方、このあたりを通る方は行く価値があると思います。




私的評価  




今回のお店:ラーメン大至


住所  東京都文京区湯島2-1-2

TEL  03-3813-1080

営業時間 11:00~15:00、17:00~21:00

定休日 日曜・祝日

最寄り駅 JR総武線・JR中央線・丸の内線「御茶ノ水駅」