初めての遠征。
初めての会場。
初めてのペンラ。
初めてのファンコン。
初めてが多かった2025年2月8日、9日。
私は初めて、実物のイ・ジュノを見て、
イ・ジュノの生の声を聴いた。
俳優のイ・ジュノを好きになって、2PMのメンバーだと知り、
彼の歌やダンスを知ってどんどんハマっていった2024年。
たった1年間で彼を知り尽くすことはとても不可能なことで、
韓国語や熱中していた他の趣味もあって、本格的にFCに入会したのも
秋になってからだった。
私にとって、彼を知る手段は『彼の言葉』を追求することだったし、
それは、バラエティーのトークだったり、歌詞だったり、ドラマのセリフや
色々なコメント、彼のBubbleもそうだった。
もちろん、当然それも彼の一部分なのかもしれないけど、
今回、初めて彼のファンコンに行って、ステージの上に立つイ・ジュノを
見て、言葉だけじゃわからなかったイ・ジュノを見れた気がした。
実はもうあまり覚えていないような…
でもはっきり覚えているような何か曖昧な記憶でしかないんだけど、
氷の箱の中で歌う神々しい彼のマイク越しの目線と、杖をつく姿。
歌い終わって、話し始めた時にジュノの目に光った涙と、
低い低い35歳のジュノの声。
歓声と揺れるペンラの波と…途切れ途切れで思い出せなくて
こんな感じだからブログに残すのも躊躇して今になってしまった。
歌手として活動してきた彼が大小の怪我を乗り越えて、俳優としての光を見出し、
ステージを自由に飛び回っていた彼が、軍隊を経て俳優として大きな賞を取り、
俳優中心の活動になって、ハイブランドのアンバサダーとして
豪華なパーティに出たり、授賞式のプレゼンターになり、歌手としての活動が
減る中で、どんどん落ち着いた大人の男性になっていくのを私はすごい速さで
追うしかなかった。
過密なスケジュールの中、ソウルでのファンコン前日にパリから帰国して
ダンスの練習中にケガした足が実は靭帯断裂で…足を引きずる姿、ギプス、
松葉杖での来日…もう何がなんだかわからない彼の環境が速く流れすぎて
すごくしんどかった。
夢のように揺れるペンラの光と歓声。
杖をついていても完璧な姿を見せてくれたイ・ジュノ。
舞い落ちる紙吹雪や銀テの真ん中に立つイ・ジュノ。
天井から降り注ぐようで、レーザーのように撃ち抜いてくる
彼の歌が心臓に直接響いてきたけれど…
私はまだイ・ジュノのことがよくわからない。
ファンコンから帰ってロスに陥りながら、私の中で
イ・ジュノのパズルのピースが多すぎてもう合わせるのを
やめたくなってしまった感じになった。
すぐに取り掛かった韓国語の勉強で少し冷静になって…
まぁ、それまでも比較的に冷静ではあったけれど。
会ったことがないまま、二度と会えないイ・ジュノ。
初めて会って、また会いたいイ・ジュノ。
本当に同じ人物だったんだろうか…
支離滅裂だけど、これが今回のファンコンで感じたことだった。
でも。文字に起こして頭の中がすっきりした感じ。
頭の中がイ・ジュノでいっぱいだ。
でも不思議と韓国語や仕事やその他のことがはかどっている。
止まらない男の沼のせいかもしれない。
イ・ジュノか…いろいろ考えてたらまた朝。
オタクが真夜中に文章を書くとこうなる。


