【ブランクーシ、オーロラの放射、何かの爆発】

ブランクーシを観にアーティゾン美術館へ

ブランクーシのアトリエの写真が好きで、ずっと部屋に飾っていました。時空を超えて注がれる投射。私の中の感性の一部はこの人の写真から成っている。








今回、ブランクーシの好きな作品はさほど来ていなかったのですが、作品を撮影した写真がたくさん展示されていました。
そしてこれらの好きな写真は、ブランクーシ本人が撮っていたそうな。

作家本人が自作を撮影しまくる、というのは珍しいのではないか。しかも写真機があまり手に入らない時代に。

そしてブランクーシの周りにいた写真家の知り合いは、マンレイとスティーグリッツとな!歴史上偉大なアーチストたちと交流しまくり。時代はシュールレアリズムやダダイズムの最高に面白い時代。
















ブランクーシをアーチストとして世に出し、世話を焼いたのはマルセル・デュシャン。出会いの豪華さに鼻血出そうだ〜

巨匠スティーグリッツがせっかく作品の写真撮ってくれたのに、気に入らない!とマンレイに不満を漏らすブランクーシ。

結局、自分の作品は自分で撮るのが1番良かった。写真の技術を知らないブランクーシ、マンレイ曰く「オーロラの放射や、何かの爆発みたいだ」
ブランクーシの写真は何か私の感性とも近い。観ていると重なり合うひかりがある。
だからブランクーシの写真をずっと飾って見続けていたんだろうなと思う。









ひかりの放射、爆発、ブラックホール。普遍的な宇宙の法則に私たちは触れたいんだ。


ジャコメッティもいらっしゃいました😍