友達に戌井という役者で脚本家がいる。劇団「鉄割アルバストロスケット」の主催者。
ちなみにこのあいだライブをやらせてもらった「浅草トライバルビレッジ」のオーナーのシゲさんも「鉄割」の役者さん。
で、その戌井が近頃小説を書いている。なんの間違いか去年は芥川賞の候補にもなった。
そんな戌井の最新作が「en-taxi」の最新号に発表された。
タイトルは「川っぺりらっぱ」。ちなみにもともとの戌井の原案は「歯抜けらっぱ」。前歯が一本ないサックス吹きの話。主人公の名前は広沢哲男。
てなわけで主人公のモデルです。
パッとしないサックス吹きのパッとしない日常を描いた戌井らしい作品。
今年のはじめから「モデルにしますよ」とか「こういう時はどんなんですか」などとトライバルで会うと話していたのだが、まさかこうなるとは。
昨日久しぶりに「みっちゃん」で飲んでいたら酔っぱらった戌井から「本を持っていきますよ」と電話があり、わざわざ本屋で買って「en-taxi」を届けてくれた。ありがたい事です。
で帰ってから読ませてもらったのですが、面白かったです。で、また今朝起きてからもう一度読ませてもらって、さらに昼飯を食べながら読み返したのですが結論は
1、戌井君は「人でなし」です。
2、なので良い作家だと思います。
詳しくは書きませんが最後のシーンとか、どんな映像を思い浮かべながら書いてやがったんだろう。![]()
その他、ところどころに人の神経に触る表現が、、、![]()
というわけで「人でなし」ならでは鋭い観察眼と「世界」を切り取る力にあふれた秀作です。まあモデル本人にしか分らない部分もあるかとは思いますが。
おヒマでしたら読んでやってください。
あと芥川候補作「まずいスープ」もよろしく。
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PS:モデルのギャラは「ロシアン・パブ」だそうです。「ロック座」か「鈴本演芸場」が良いといったら却下されました。たぶん私の右往左往ぶりを観察して、ネタを拾おうとでも企んでやがるのだと思います。
PPS:とりあえず「中の下」と言われないように、もう少し頑張ろうと思いました。色々と。