物語は最初
暗闇の中で始まった。

この世界にいるのは
自分1人のみ。

彼女には
孤独という友達が居た。

友達と過ごす日常は
楽しくもあり悲しく、時に虚しく
涙が出る日も少なくは無い。

彼女は
理解という友達をいつしか探すようになる



友達探しは
そう上手くは行かない。

やっと見つけた理解という相手になれそうな
光たち。
勇気をだして声をかけてみる

友達になりたいと。

現実は残酷で

本音を打ち明けても
誰も耳を傾けてはくれず
受け入れるどころか
ゴミを見るかのような目で

この世界に君は必要ない

と、いとこと言い捨て
私の元から去っていった

血まみれになる
自分自身の体は 
孤独死か理解ができない、唯一の逃げ場であった。
私はその瞬間が幸せだった

そんな時、何も聞こえるはずのない
陰気臭い暗闇の底に
音楽が流れ始める

〜♪
目を閉じて 去ってしまいたい
どこか遠くへ 

静まり返った部屋に残る
ぽつんと

拾い上げることの出来ない
流れていってしまった その痛みは

未だにそのまま

深まっていくこの夜たち
君ならばどうだっただろうか

〜♪



聞こえてきた歌は

傷ついた日々の中、立ち止まらずに
一緒に乗り越えよう

そんな歌だった

初めて聴く曲に止まらぬ涙は
凍りついた冬のような心の中を
一瞬で暖かくした


私は孤独と共に
感情を爆発させ

その歌とともに
こう叫んだ

This is my answer