いつもは市立図書館で借りてるのだけど~
久しぶりに行った近くの公民館の図書室にこの本があった!


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2014年本屋大賞受賞作。
やっぱりとっても引き込まれて面白かった。
ちとグロいけど。

あまぞんさんより

和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。

*****ネタバレ*****

広島県に住んでたことがあるので、瀬戸内海は身近で
興味深くて、へーーーなことも多い。


3つの家に分かれてたのね~能島、来島、因島。
海賊王の娘、景(きょう)の話。


いやーーーすごい戦と海賊たちの、度胸に残忍さ。

村上氏たち海賊の、普段の生活も垣間見れて面白かった。
関所ならぬ関船で、通りかかる船を止めては、強制的に通行料を徴収。
もらったら、通行証を渡すか、誰か船に乗り(上乗りという)、以後は払わなくていいルール。
これを瀬戸内海どこの海賊も従ってたので、一度支払えば、博多から大阪までも
ちゃんと行けた。
このルールを海賊王、村上武吉が作ったとか(それまではほんとの海賊行為)。

彼らの先祖は、「倭寇」だそうで・・・ほほーーそりゃそうかも。

キャラがみんな立ってて、すごい迫力で迫ってくる。
魅力的で、でも隣には絶対いてほしくはない面々。

最後は、大阪のちょーー荒い海賊と、村上&毛利海賊の海戦。
これがーーすごすぎ。
かなりのぐろい展開にハラハラ。
勢いで力まかせかと思いきや、知略や武器もありで、いやーード迫力。

そして・・・一向宗の善と悪。本当の事だそうで、なんだかな・・・な話も。