この子はヤスミンではないと結論
ヤスミンがいなくなってからひと月以上が経ちました。
ひと月と一週間ちょっと・・・かな。
どうしてるんだろ・・・。
何とか元気でいてくれてるのかな・・・。
会いたい・・・。
下の2枚はヤスミンです。
この子のこと覚えてます？
近所のお姉さんが自宅に黒猫が来るということで連絡くださり、見に行くとそこにいた黒猫ちゃん。
それ以降もお姉さんから情報いただくことがしばしばあって
一人ツアー中も『ヤスミンが・・・』と連絡があったり。
お姉さんはこの子をヤスミンだと思って接してくださってるんです。
この写真だとヤスミンとは違う、という感覚に襲われるのが正直なところ。
一昨日もお宅にお邪魔しヤスミンが来るかも、とお時間を頂戴してしまうハメに。
そして昨日、『ヤスミン捕獲しました！』と電話が。
夕方の犬の散歩中だった僕は帰宅し犬たちを留守番させて向かいました。
お風呂場に追い込んで閉じ込まるかたちで黒猫がいました。
その瞬間、ヤスミンだとわからない僕。
似てるけど違う・・・？？？
確実に違うとは言えない・・・・。
とにかくなだめながら近づき、隅っこでうずくまり怯え唸る黒猫に触れ、少しずつ接近。
と思ったら風呂場から逃げ出し、家中を駆け巡るように逃げる黒猫ちゃん。
こういう逃げ足はヤスミンぽいと思いながら。
カーテンレールの上に逃げて身動き取れないでいる黒猫ちゃん。
タオルを借りて捕獲大作戦。
こういうのに慣れてる僕は汗だくになりはしたものの、結構すんなり捕獲に成功しました。
引っかかれてケガしてしまうことは覚悟の上でしたが大丈夫でした。
思い出します・・・ヤスミンを保護した時は壮絶な捕獲劇で僕は病院送りにされてしまったんです。
二の舞はごめんと思いながら。
この子からは外猫のニオイがしましたが、すんなりと捕獲できたので何かおかしい何かがおかしい、と。
でもとにかくヤスミンには似てるので、ひと月以上外で暮らしたらもろもろの変化はあるよねと納得し
一旦自宅に連れて帰ることになりました。
帰ると犬や猫がいるので反応で何かしらの決定的な判断材料が出てくると期待したんです。
ヤスミンのことを知ってる友達にもすぐ来てもらい『この子はヤスミン？』と僕。
どんな飼い主やねん！
はじめは『ヤスミンだよ！』と。
ホンマかいなと僕。
答えが出ない・・・。
部屋に放してみました。
シュナとデビは大歓迎、猫好きの犬たちなので。
コンブもドラミも決して怒ることなく平和な時間。
あれ？ヤスミンなの？？？
ドラミにベッタリと甘える様は極端で、そこまで仲良しでしたっけ？みたいな感じでした。
でも久しぶりだから感動の再会なんだろうと思うようにしてみたり。
ドラミへの甘え方は亡くなったバビルに対してのそれとそっくりでした。
とにかく病院に連れて行きノミの薬を。
そして僕はメスだと判断したんですが先生に確実な判断を。
そして避妊手術の痕があるかどうか。
メスなのは確実。
避妊手術の痕が無い・・・溶ける糸を使用してたら痕が残らないとのこと。
手術をしてもらった病院に確認せねば。
歯を見てもらうと前歯が抜けてる！
その瞬間ヤスミンではないとザワザワ心が騒ぎましたが
先生いわく若い子でも抜け落ちることがあるのでこれだけでヤスミンではないとはならない、と。
触らせてくれることがほぼなかったヤスミンのことではありますが
前歯がなかった印象は全くなく、触れなくてもさすがに気付きます。
ザワザワ・・・。
自宅に連れて帰りサークルに放しました。
コンブの様子が激変。
唸る唸る・・・僕が触っても唸るほどで、どこか痛いのかなと思ってしまうほどでした。
これはおかしいぞ・・・。
シュナとデビ、ドラミは平和な時を過ごしてますが、ヤスミンだと思える材料が・・・というか
ヤスミンとは違う、という部分を探し出すことに必死になってる自分がいました。
ヤスミンであってほしいんですよ、もちろん。
でもザワザワするので別の子だよという確証がほしかったんです。
でもひと月外での生活だったから変わってしまうこともあるよねと思い
この子がヤスミンだったら僕は本当に最低な飼い主だなと。
この子がヤスミンだったら今頃『ええ加減にせーよっ！わたしがヤスミンだよっ！』
と思ってるか悲しんでるに違いない・・・そう思うといてもたってもいられない気持ちに。
ちょっとした鳴き声はヤスミンと同じです。
犬がくっついても嫌がることなく、逆に喜んでるかのような感じもヤスミンそのもの。
大きさもヤスミンと同等。
直感的に尻尾がヤスミンよりも短い印象、かつ先っぽがヤスミンほど整っていない印象。
もう本当にわからなくなったので図々しくも先日の金泉さんでのライブで知り合った方に相談しました。
親身に話を聞いてくださり、アドバイスもいただき本当に感謝してます。
どうもありがとうございました！
寝る時になって鳴き始めました。
結構しつこく。
さみしくて鳴いてるのかなと思いはしたものの
違う！発情の鳴き方かも、と。
だとしたらヤスミンではないということになります。
ヤスミンは避妊手術してますし、手術してても春先になると大きく鳴くのであれば
ヤスミンはそういうことも今まで一度もなかったので別の子かなと・・・。
そんなことを考えながら眠りました。
でもうるさかったのでまともに眠れた感じがしませんけどね。
でもねでもね、この子本当に可愛いんです。
朝起きて、この子はヤスミンではないと感じました。
本当にそっくりなんです！
でもね、きっとヤスミンじゃないんです・・・。
コンブは唸ることなく一見普通になりましたが、顔が違う！！！！！
もっと美人さんなのに・・・どうした？どうした？
心配・・・。
ドラミは相変わらずな感じです。
ヤスミンじゃないにしても女の子だし平気なんでしょうね。
家にいる子はヤスミンではないと今朝僕は判断しましたが
ついさっき避妊手術をした病院に問い合わせをし、縫った糸が溶ける糸だったかどうかを確認しました。
中は溶ける糸、外は抜糸が必要な糸を使用しましたとのお返事。
つまり手術痕が残るはずなんです。
家にいる子にはそれがないのでやはりヤスミンではないということになります。
凄く残念ですし悲しいです。
ヤスミンはどこなの？って。
昨晩この子が家にいる時に（夜遅く）裏に黒猫がいるよと上階のおばあちゃんが教えてくれました。
ヤスミンならここにいます戻ってきました！と言いたいところでしたが
ヤスミンではない気がした僕は『すぐに捜しに行きます！』と返事。
駆けつけると本当に黒猫がいて逃げるように塀を登り、緑の中に消えました・・・。
尻尾を確認できなかったのでいつもいる尻尾の短い黒猫なのか何なのかわからないまま。
でももしかしたらヤスミンだった？？？
家に知らない黒猫がいるから怒ったの？悲しくなってどこかにまた行ったの？
なんて考えて死んでしまいそうな気持ちになりました。
家に黒猫がいるものの、いつものようにヤスミン捜索に出かけました。
凄く複雑な話でしょ？
複雑であり悲しい話です。
でも本当この子を保護することができて良かったです！
ずっと気になってた子ですし、ヤスミンじゃないにしてもどうにかしてあげたいと思ってましたから。
ご協力くださったお姉さんと彼氏さんは、この子がヤスミンじゃなかった場合
迎え入れる気があるようなことをおっしゃってましたが
放し飼いのようにしか迎えることができないのであれば僕が引き取り里親さんを探します。
またお姉さんと彼氏さんと相談しなくては。
さっき動物愛護団体、保健所、警察署に連絡して
黒猫を捜されてる方がいらっしゃらないかを確認しました。
いません、とのお返事。
僕が飼うかも、どなたか里親さんを探すかもと相談。
もしかして飼い主さんが出てこられるかも知れませんからね。
また状況が変わる時に連絡することになりました。
合わせて黒猫の届け出がないかも確認しましたが無し・・・。
無い方がいいんです、保護されて数日経ったらもう命がなくなるということですから・・・。
全部僕が面倒みてあげたい気持ちになります。
動物たちの命のことを考えるといつもいつも苦しく悲しくなります。
下の2枚はヤスミンです。
昨日、黒猫ちゃんを連れて病院で診察を待ってる間に
病院前の交差点近くで猫が車に轢かれたと駆けつけた方が。
みんな一瞬で『えっ』となり固まりましたが
早く助けてあげてというみんなの気持ちが一瞬で集約したのか
病院のスタッフさんたちが一目散に現場へと急がれました。
待ってる間の待合室は何ともいえない焦燥感、怒り、そして何よりも助かりますよに
という願いでいっぱいで、猫を連れて戻ってこられるまでの時間がえらく長いものに感じました。
裏口から入られる時に見えたその子は動かなく、そして黒猫でした。
黒猫・・・。
えもいわれぬ気持ちになりました。
結果この黒猫は亡くなってしまいました。
凄く凄く複雑な想いになり頭が破裂しそうでした。
飼い猫だったこの子のご家族のみなさんが駆けつけられ一同緊張。
なぜこの場面に自分がいたのかと考えてみたり・・・。
スタッフの方の迅速な対応もむなしくでしたが
蘇生術など出来る最大限をその場で施されたようで頭がさがります。
頼もしいみなさんだなと、この病院がホームドクターで良かったと思いました。
次に行く時にはお花を手向けてきます。
この子が最期の時、痛みや苦しみがなく、家族との思い出の中で逝けたと信じたいです。
合掌。
ヤスミンはどこかなぁ・・・。
僕は何を犠牲にしてでもあなたとまた会いたいんだけどね。
早く帰ってきてよ・・・お願いだから。
ごめんね・・・。
☆HOPE☆