あの日を思い出す | LIMオフィシャルブログ「LOVE IS MUSIC」Powered by Ameba

あの日を思い出す

人間て・・・愚かで・・・テメェ本位で・・・誰かを出し抜いたり・・・

でも誰かのために必死になったり、誰かを想う気持ちが自分を想う以上にあったり

にんげんだもの






舞台を観てきました。



SHINOBU’s BRAIN IN THE SOUP BOMB【DRUG STORE】
脚本・演出 坂上忍
劇場:吉祥寺シアター



友達の大島央照(おおしまちあき) が出演してます。

彼女とはもう12年以上の付き合いになるでしょうか。

当時、事務所が同じで映画のオーディションを共に受け

共にその映画の役を得ました、恋人役。

その時の監督が坂上忍さん。

もう12年も前になるんですね・・・何年前のこと、と振り返ることがなかったので驚きです。

何年前のこと?とは思わなかったですが、度々当時のことを思い出し身を引き締めることがありました。

今後もきっとその時のことが糧になって答えを導き出すキッカケをつくってくれると思います。

僕にとっては一世一代の仕事でした。

多くのことを学ばせてもらい、自分を知ることができた尊いものでした。

いや、教えてもらったことがほとんどでした。

学び取るべきですよね。

でも当時のアカンたれの僕は学び取ることができないほど追い詰められ

結果的に教えてもらったとわかり驚愕、そして大きな感謝の気持ちでした。



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さて、央照とはどんな人?

女優、モデル、フォトグラファーと多才で

僕と同じ京都出身、長身、ミスユニバースジャパンのファイナリスト。



彼女の活躍は友達としてホンマに誇らしいんです。

フォトグラファーとしての活躍でご存知の方も多いかも知れないですね。

ハリウッドスターなどの撮影はじめミュージシャン、ユニバースの方々・・・。

僕は彼女の撮る空の写真と子供の写真が好きです。

あっ、イタリア映画にも主演。

持ち上げたいわけではなく彼女を語ろうとするとこうなってしまうだけです。



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観てる側に羞恥心やカッコつけ根性があると楽しむことなどできないし

肝心要の本質がより鮮明に見ることができないんだろうなと。

そんな舞台。



情緒不安定になる・・・かも。

そんな舞台。



ちょっとずつちりばめられた大切なメッセージ。

キャッチできなかった人はいないんじゃないかなと思う。

今一度考えるキッカケをもらえた。

そう感じた人もまた多いのではと思う。



下品で下世話、醜くて糞。

誰にでもある一面のはず。

もちろん僕にもね。

その真逆もしかり。



生きる

働く

愛する

その愛する人のためにとる行動

嘘をつき欺くこと

その中には相手を想っての嘘だと納得できるもの、そして単なる正当化

煩悩

虚栄心

虚勢

偽り

全部ひっくるめてがにんげん。



生きてれば都度選択に迫られる場面ばかり。

その繰り返し。

その選択が結果的に間違ってたとしても、後悔してしまうにしても

それを教訓にその後の人生を歩むのか

はたまた自分や誰かを責めて進めなくなるか

これもまた選択。



生きるって何だろ?

生きてるってどういうことだろ?

働くこと?

愛すること?

死ぬために?

明確に答えられるわけもない。



何才まで生きたい?

死ぬのが怖い?

生きてることも実は怖い?

明確に答えられるわけもない。



得たいものがある。

そのために誰かを出し抜ける?

そのために適当にいい顔して欺きつつ出し抜ける?

僕にはそんな芸当はない。

でも愛する人のために得なければいけないものがあってなら誰かを出し抜く?

今言えることは、そんなこときっとできない。

その結果愛する人のために得ることができずに悲しいことになるかも。

愛する人のために得れなかったことが悲しいのか。

もし誰かを出し抜いて得たら良心の呵責によって悲しく苦しいのか。

どっちだろ?

悲しむこともない人もいるんだろうか?



適当に長生きしたい。

死ぬなら苦しみたくない。

愛する人より先には死ねない。

愛する人より先に死にたい。

親よりも先には死なない。

僕の場合、犬や猫よりも先には死なない。

どれも本当。



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あの日を思い出しました。

あの日、そう映画の撮影の日々のことを。

いやオーディションからのことを。



この舞台の始まりから終わりまで役者さんたちが実に人間臭い。

人となりが役柄とリンクし、嘘が本当になるというか

舞台上に嘘などないのではと思ったり

どこまでが素なのかと想像してみたり

どこまでがセリフで、どれがアドリブだったのかと想像してみたり。

舞台の稽古の模様や役者さんそれぞれの素が大いに表れるシーンが

本編とクロスオーバーする形で演出されてて倍面白く、僕にとっては感慨深かったです。



映画の時もなかばそんな感じだったでしょうか。

一気に当時が蘇り嬉しくもあり当時のあがいてた自分を思い出し吐きそうにもなりました。

追い詰められると人間は本性を出す。

そうやって忍さんに当時いじめられまくりました(笑)

本気で悔しくて泣いたものです(笑)

このクソジジィ覚えとけよっ!と本気で思ったものです(笑)

でもね、最後の最後は『ありがとうございました』と心から心底心から言えましたし

大切なことを教えてもらえ、学ばせてもらえ

その時までで生まれて一番嬉しく幸せな想いになりました。

そしてそれまでで一番苦しみ、悲しみました。

そしてそして自分も知らなかった、フタをしてた自分のことを知れたんです。

知れた?違うな・・・露呈させられてアタフタしてる僕にその事実を突き付け

結果的にそれも自分と受け入れられるまでになったんです。

坂上忍はSです(笑)

でもきっとMでもあります(笑)

僕は当時きっとドMだったはず・・・なぜならどれだけいじめられてもやり遂げたから。

やり遂げてなかったらきっと僕は殺されてたと思います(笑)

忍さんは覚えてないかもですが、僕はいろんな場面、言葉を覚えてて

今もなお時々蘇り自分を見つめ直したりします。



日々生きてて追い詰められたり、追い込まれたりってそうそう毎日ないですが

もっとそういう場面に身を置く必要があるなと思いました。

何だかぬるい。

僕の近頃ぬるい。

自分でわかってるんだからタチが悪い。

わかってるのにぬるいままだなんてホンマにタチが悪い。

ドMな気持ちで追い込もう。

もう忍さんのようにそこまで追い込んでくれる人なんていないし自ら追い込まないと。

ドSとドMを共存させてその都度責任ある選択をしなければ。



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舞台は大いに笑いましたし涙も・・・。

舞台を観て、歌を聴いて感謝の気持ちを伝えたくなるって素敵じゃないですか?

ありがとうございました!って心から言える時間でした。



大いに笑って、そして泣き

考えるキッカケを得

深いところで考えたい人には是非観てもらいたいです。

僕の戯言なんて関係なく、単純にオススメです。



出演者のみなさん、忍さん、ありがとうございました。



愛を感じました。

感動しました。

感じたから動く、そう感動。

みなさんにお話したくて必死で書きましたが伝わってるかな・・・。




にんげんだもの。

にんげんだもの。

そう、にんげんだものねぇ。






1月14日(月・祝)までの公演です。

まだチケットが残ってるかどうかはわかりませんが・・・。



SHINOBU’s BRAIN IN THE SOUP BOMB【DRUG STORE】
脚本・演出 坂上忍


劇場:吉祥寺シアター


13日(日) 14:00開演 /18:00開演
14日(月) 13:00開演

【出演】
木根尚登(TMネットワーク)、永澤俊矢、ヘイデル龍生、村上航(猫のホテル)、吉田ゐさお

お宮の松(たけし軍団)、古山憲太郎(モダンスイマーズ)、広島光(新宿梁山泊)、永島知洋、

増田修一朗、AD笠原(時空動画)、木原真一、三浦孝太、門野翔、吉村英治、山本楽(子役)

昆野冬哉(子役)、W/佐竹勇祐(子役)、W/鈴木琉生(子役)

由夏、今藤洋子、大島央照、はづき、玉手みずき、吹田早哉佳、長谷部優、安田カナ

木根早織、荒井奈緒美、周防ゆきこ、清水ひとみ、濱地美穂乃、橘花梨

藤田彩花(子役)、W/高橋茉弥(子役)






☆LOVE☆