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リスクある治療開始

先日、シュナとデビのフィラリア検査と同時に行った血液検査の結果が良くなくて再検査をしました。



どっちも数値が跳ね上がってましたが、特にデビの数値が以上に高く不安でした。

レントゲン、エコー検査、血液検査の結果、判明したことがたくさんあります。

シュナとデビは親子だからなのか、悪いところがまったく同じなんです。



ホルモンのバランスがおかしかったので疑いが副腎にあったんですが

検査結果によると、肝臓が悪いせいでホルモンバランスを崩してるとわかりました。

胆のうの中に泥のようなものが溜まってる状態・・・胆泥。

それが排出されない状態。



2匹ともシニア(シュナは8月で15才、デビはあと2週間で13才)なので

どこかしらが悪くなってても仕方ないんですが・・・とはいえね・・・。



肝臓の以上以外にも心臓肥大、膵臓もしかり、脊椎症などいろいろとわかったので

今回このタイミングに知ることができて良かったです。



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※写真はお気に入りのもの。もう3年ほど前のものでしょうか。大好きな2ショット。



胆泥を排出するための薬に利胆剤というものがあります。

胆のうを収縮させて絞り出すような作用がある薬です。

デビにはこの薬を投薬することになりました。

シュナには簡単に投薬始めましょうとはなりませんでした。

シュナの胆のうに溜まってる泥はデビのそれよりもはるかに粘度があり塊も。

利胆剤による収縮作用によって送り出されたものが管に詰まってしまう恐れがあるので。

詰まってしまうと激しい腹痛、嘔吐、最悪は破裂します。

デビには利胆剤と抗生物質。

シュナには甲状腺の薬と抗生物質。



昨日、デビのオシッコ検査でした。

膀胱の中にキラキラと光る結晶がたくさん確認されたので再検査。

結果問題はなかったので良かったです。



その際にシュナに関しての治療の話になりました。

主治医の先生が東大病院の先生に相談してくださってお二方でひとつの見解を。

エコーやレントゲンを確認した結果、現状なら利胆剤の投与を行いましょうということでした。

リスクはあるものの建設的な治療となるとやはり利胆剤の投薬。

リスクを認識した上で答えを出すのは僕。

先生が決めるわけではなく。

話し合った結果、シュナにも利胆剤を投薬することになり、昨晩から飲ませてます。



家に一緒にいる間は詰まってしまって変調を来したらすぐに対処できるけど

ずっと家で一緒にいるわけにもいかないので留守中が不安です。

何ともないと思いますが、リスクを背負った治療なので。



ひと月の投薬後に再検査予定。

利胆剤を与えてる間、不安感がいつも付きまといます。



こういう状態ではあっても、シュナとデビは年齢の割には驚くほど元気でパワフルです。

我が娘ながら本当に凄いと心から思います。

一度は歩けなくなったシュナが飛び跳ねてますし、デビも機敏です。

帰宅しても目を覚ますことがなくなった2匹ですが、この界隈でも有名なシニア犬。



この子たちにとっての最善を考えて治療を行います。

僕のエゴはそこにないようにします。

と念頭に置いて。






☆HOPE☆