愛するバビル② | LIMオフィシャルブログ「LOVE IS MUSIC」Powered by Ameba

愛するバビル②

7月29日の夕方に面会し、その後先生から先日の内視鏡検査の結果が出たということで電話をもらい
今後についてお話していました。


病名はリンパ腫。
ローグレードではあるものの、バビルの症状は大変やっかいで、もちろん完治するものではありませんし
抗がん剤治療以外にできることがもうなく、その抗がん剤も効かないかも・・・効果が現れてもひと月後。
それまでバビルの体力がもつかどうか・・・。
ローグレードのリンパ腫に対して抗がん剤を使用してもなかなか即効性がないそうです。
一般的に悪い細胞が増殖する時に抗がん剤が一気にやっつける作用があるんだとか。
ローグレードであるため、増殖のスピードは早くなく
つまり、抗がん剤の効果がすぐには現れにくいということでした。


というように今後のことを先生とお話した数時間後に・・・。


※元気な頃のバビルの写真がつづきます


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マネージャーと一緒に食事をし一緒にいる時に電話を受けると先生からでした。
瞬間に覚悟しましたが、いきなり?と戸惑いました。
容態が急変しましたという電話でした。

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吐いてしまい、それが原因で・・・。

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状況は深刻で、いったん呼吸が止まり、心配停止状態に陥ったと。
挿管し、人工的に生かされてる状態だと認識しました。

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マネージャーと共に急いでタクシーに乗り込み東大病院に向かいました。
急いでくれてるはずの運転手さん。
でも早く早くと願うばかりでした。


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祖母が亡くなった時のことを思い出しました。
まだ十代だった僕が運転する車で家族を乗せて病院に急ぎ
間に合わないかもと急ぐ僕に、母が『大丈夫、絶対待ってくれてるから・・・』と。
待ってくれてました。


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病院に着き、診察室の扉が開くとそこにはバビルが横たわってました。
挿管され、たくさんの機械に繋がれた夢にも見たくない光景がありました。

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目は開いたまま。
微かに動く舌の動きで、まだ生きてる(生かされてる)ということがわかりました。

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心拍数や血液中にどれだけ酸素を送り込めてるかの数値が示されてることで
まだ生きてる、と。

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確かにバビルはまだ生きてました。
待っててくれてました。
懸命に耐えて耐えて・・・まだ頑張ってくれてました。

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状況を尋ねると、もう回復の可能性は極めて低いとのこと。
低いというか、もうこのままの状態でしかないとのことでした。

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バビルはどこまで頑張ればいいのか。
飼い主としてどこまでこの子に頑張らせるのか。
自問しました。

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涙が溢れ冷静でいられるはずもない状況ではありましたが、冷静だったと思います。
見せかけですけどね。

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『バビくん、いっぱい頑張ったもんね!』

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『いっぱいいっぱい頑張ってくれたもんね!』

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『もうおうちに帰りたいよね・・・』

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『みんなが待ってるからおうちに帰ろうか』

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先生に連れて帰りますとお返事しました。





つづく