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１週間かけてパタゴニア地方から北上し、
無事にチリのサンティアゴに着きました。
サンティアゴはとっても都会です。
今までのような生活から少しだけ離れ、
ここでは人としての生活を取り戻したいと思います。
ある日の夜、６人ドミトリーの
２段ベッドの下段で寝ていた時の事。
チーさんはちゃんと指定されたベッドで
ちゃんと人間が眠るべき時間に寝ていたのです。
フカフカのベッドで寝れる幸せをかみしめていたら
なかにやら違和感で目が覚める。
ベッドが不自然に揺れる。
なんだ…？
木製のベッドがギシギシ音を立てて揺れる。
上段のベッドから何かがボタボタ落ちてくる。
なんだか上から声も聞こえる…。
ヤッてるなこれ。
ボタボタ落ちてきていたのは脱いだ服。
始めは何かわからなかったのです。
気付いてから、「すぐ終わるかな」と
我慢してもう一度寝ようとしました。
そしたらね、
第２回戦開始。
短い時間で、
それはもういろいろなことを考えましたよ。
下からベッドを殴ってやろうかとか、
思いっきり布団をめくって
「シャラップ！」と言ってやろうかとか。
でもチーさん小心者だから言えません。
その常識のない行為にムカつきすぎて
夜中にドミトリーから抜け出します。
イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ…。
はあ…、言えない自分が情けない…。
２段ベッドの上段でヤろうっていう発想がわからない…。
下の人の事は気にならないのか…。
君たちにモラルはないのか…。
それともこんなことでムカつく私が子どもか…？
イライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ…。
同じドミのタビジュンが
心配して出てきてくれました。
タビジュンは、ああいうのは全然イライラしないらしいです。
むしろ社会勉強だって聞き耳を立てるらしいです。
励まそうと横でタビジュンが
なんかしゃべってるけどもうこっちはイライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライライラ。
要するに、
ドミトリーでSEXはしない方がいいよって話。
は、８位ー。
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ありがとうございます。